フューチャーセンター(Future Center)とは、多様な人たちが集まり複雑化したテーマ(課題)について「未来志向」、「未来の価値の創造」といった視点から議論する「対話の場」のことを指します。岐阜大学ではこのような地域との対話を創発するためのフューチャーセンターや多様な人との交流ができる空間を構築・運営し、地域との「協学」を推進します。
①地域との対話を通して地域が直面している複雑・広範化した課題の解決に向けて取り組みます。
②フューチャーセンターを活用し、社会貢献に取り組みます。
・産業への貢献:研究主体から学生・生涯教育を含めた地域課題解決を目指します。
・地域政策への貢献:地域課題を浮き彫りにし、地域と協学しながら解決するという循環を創出します。
・地域教育と文化への貢献:地域をめぐる「学び」の仕組みを作り、地域住民が自らの地域課題に即して行政と協働して解決し得るよう支援します。
『東邦ガスの森 みたけ』での森林活動のアイデアを考えよう
2025年12月1日㈪、東邦ガス株式会社・御嵩町との共同で「『東邦ガスの森 みたけ』での森林活動のアイデアを考えよう」をテーマにしたぎふフューチャーセンターを開催しました。参加者は大学生12人、東邦ガス社員5人、御嵩町関係者2人の合計19人で、世代や立場を超えた意見交換の場となりました。
今回のフューチャーセンターに先立ち、11月19日㈬には参加学生が御嵩町を訪れ、東邦ガスや御嵩町からのレクチャーを受け、町の特徴や東邦ガスの連携状況を学び、御嵩町津橋にある「東邦ガスの森 みたけ」を見学しました。こうした事前学習を踏まえ、12月1日のグループワークでは、現在の取り組みの良い点や改善点を話し合い、さらに森の将来あるべき姿について議論を深めました。そのうえで、森をより魅力的に活用するための具体的なコンテンツを考えました。
各グループからは、「人々が集う森」「多世代が交流する場所」といった未来ビジョンが提案され、具体的なアイデアとしては森の音楽会、木材を使ったワークショップ、ナイトウォークなどが挙げられました。こうした提案は、森を地域の人々が楽しみ、学び、交流できる場として発展させる可能性を示しています。
今回のフューチャーセンターで得られた成果は、今後の東邦ガスや御嵩町の取り組みに活かされることが期待されます。また、岐阜大学と東邦ガス、御嵩町の連携が、この取り組みをきっかけにさらに広がり、地域と企業、大学が協働して持続可能な社会づくりに向けた新たな展開へとつながっていくことも期待されます。
担当者の感想
当社社員が10年間続けてきた森林活動に、今年から一般の方も参加いただくようになりました。この節目に、岐阜大学様、御嵩町様と連携した初の試みとして、学生の皆さんと新しいアイデアを考える機会を頂けたことを有り難く思っています。お蔭様で皆さんの活発な議論や柔軟な発想から、今後への大きなヒントを頂けました。またご一緒できる機会を心待ちにしています。
人が集まり、にぎわう上麻生駅前を考える
2026年1月19日(月)、岐阜大学全学共通教育棟1階1C教室にて、七宗町との共同企画によるフューチャーセンター「人が集まり、にぎわう上麻生駅前を考える」を開催しました。大学生12名と七宗町若手職員7名、合計19名が参加しました。
今回のフューチャーセンターでは、七宗町の玄関口であるJR高山線・上麻生駅前の現状と課題を踏まえ、駅周辺の町有地を活用し、人が集まりにぎわいを生み出すイベントや行事のアイディアを考え、今後の町の取り組みに活かすことを目的として実施しました。
冒頭では、堀部勝広町長より、「学生や若手職員の皆さんから、七宗町に活かせる多様なアイディアが生まれることを期待しています」との挨拶がありました。
参加者はグループワークを通じ、若者や観光客の目線で駅前に必要な要素やポイントを洗い出し、独創的なイベントや行事のアイディアを考えました。その結果、「冬まつり」「レッキーフードづくり」「ロック音楽フェスティバル」「ハードパンフェスティバル」「SNS連動秘境フォトコンテスト」など、さまざまな提案が挙がりました。 今回のフューチャーセンターで生まれたアイディアは、七宗町の今後の町づくりや地域活性化に活かされることが期待されます。さらに、今回の取り組みを契機として、学生や若手職員が主体となった実験的なイベントの実施や、新しい地域コミュニティの形成が進むことも期待されます。
今回のまとめ
独創的なイベントや行事のアイディア
・冬まつり
・レッキーフードづくり
・ロック音楽フェスティバル
・ハードパンフェスティバル
・SNS連動秘境フォトコンテスト」
今後の展開
定期イベントや体験プログラムの実施、学生・若手職員主体の地域コミュニティづくり、SNSを活用した町の魅力発信など、持続的な地域活性化につなげていくことが期待されます。
担当者の感想
少子高齢化の課題を抱える町として、以前のような町民が集えるようなイベントを、学生のみなさんと若手の町職員が一緒に検討できる貴重な機会をいただきました。 今回、提案頂いた楽しいアイデアを実行できるよう、地元住民の方と協議を進め町民参画型イベントとして開催し「まちのにぎわい創出」に繋げていきたいと思います。
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『ゼロカーボンシティ宣言』・輪之内町の未来と自分たちで出来ることを考えよう
2025年11月12日(水)、輪之内町役場と輪之内中学校の共同開催により、「『ゼロカーボンシティ宣言』・輪之内町の未来と自分たちで出来ることを考えよう」をテーマにしたぎふフューチャーセンターが実施されました。対象は輪之内中学校1年生95名で、生徒たちは環境学習の一環として事前に環境問題やカーボン・ニュートラルについて学び、このフューチャーセンターに参加しました。
はじめに輪之内町役場の職員から「ゼロカーボンシティ宣言をした輪之内町の取り組み」について説明があり、持続可能なまちづくりに向けた町の方針や取り組みについて理解を深めました。その後、生徒たちはグループに分かれて、ゼロカーボンシティ宣言に関連する身近な課題や自分たちでできることについて話し合い、最後にはゼロカーボンシティの実現を目指して個人で取り組む目標を考え、発表し合いました。発表では「節電をする」「食べ物を残さない」など、日常生活の中で実践できる身近な工夫が多く挙げられました。生徒たちはこのフューチャーセンターで掲げた目標を約1か月間生活の中で取り組み、その成果を中学校の授業で発表する予定です。
生徒の皆さんが継続して目標に取り組むことで、ゼロカーボンシティの実現に向けた学びがさらに深まっていくことが期待されています。
担当者の感想
今回のワークショップは、中学生が輪之内町の未来を自分事として捉える貴重な機会となりました。
町、先生からの情報を踏まえ、グループワークで生活の中の課題を共有し、自分たちにできることを真剣に模索する姿が印象的でした。
単なる学習に留まらず、各自が実践できる目標を掲げ、家庭に持ち帰ることができた点は、持続可能なまちづくりへの確かな一歩だと感じました。
伝統芸能の未来を 私たちの手でつなごう!
2025年8月2日(土)及び20日(水)に恵那市教育委員会との共同で、「伝統芸能の未来を私たちの手でつなごう!」をテーマにフューチャーセンターを実施しました。会場は恵那市の市民活動・教育拠点でもあるバロー恵那ショッピングセンター2階にある「未来キャンパス」を活用しました。
1日目の参加者は恵那市内高校生12人、恵那市出身の大学生・社会人3人、伝統芸能保存会員11人、恵那市教育委員会職員3人の合計29人でした。恵那市の伝統芸能について基本的な情報提供がなされた後、①伝統芸能の魅力、②伝統芸能を支えるために必要な人物像、の2点について話し合い、最後に③自分にできることは何だろうか、というテーマで各自の「宣言」を作成しました。
2日目は、もともと高校生だけが集まって具体的な企画案を考える回とする予定でしたが、1日目の盛り上がりからグループ内で誘い合う声があがり、保存会会員や社会人も参加して25人での開催となりました。そして4つのチームからはそれぞれ「大バズりチャレンジ!」「伝統芸能祭り」「伝統芸能体験会」「伝統芸能×サブカル」といった企画案がまとめられました。
多世代の参加者が、恵那市の伝統芸能の魅力や自分にできる関わりを「自分ごと」として捉え、率直に語り合う貴重な機会となりました。今回生まれたつながりや気づきを大切にしながら、今後もこうした対話の場を継続し、「伝統芸能の未来を私たちの手でつなごう!」という思いを地域へ広げていきます。
今回のまとめ
企画案
・大バズりチャレンジ!
・伝統芸能祭り
・伝統芸能体験会
・伝統芸能×サブカル
担当者の感想
伝統芸能の継承・担い手の育成は恵那市が抱える課題のひとつです。市内の高校生や大学生、若手社会人が集い、伝統芸能の保存会の方々と伝統芸能の魅力や自分にできることを自分のこととしてとらえ、語り合うことができました。今まで伝統芸能に触れたことがない若者も「まずは知ること」から「伝える」への意識の転換がみられたことや「伝統芸能ってかっこいい」「伝統芸能の知識を深め次の世代につなげる橋渡しとなる。魅力発信。自ら動く。」など保存会の方との語り合いの中で、伝統芸能を未来につなぐ意欲へとつなぐことができました。ありがとうございました。
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