フューチャーセンター(Future Center)とは、多様な人たちが集まり複雑化したテーマ(課題)について「未来志向」、「未来の価値の創造」といった視点から議論する「対話の場」のことを指します。岐阜大学ではこのような地域との対話を創発するためのフューチャーセンターや多様な人との交流ができる空間を構築・運営し、地域との「協学」を推進します。
①地域との対話を通して地域が直面している複雑・広範化した課題の解決に向けて取り組みます。
②フューチャーセンターを活用し、社会貢献に取り組みます。
・産業への貢献:研究主体から学生・生涯教育を含めた地域課題解決を目指します。
・地域政策への貢献:地域課題を浮き彫りにし、地域と協学しながら解決するという循環を創出します。
・地域教育と文化への貢献:地域をめぐる「学び」の仕組みを作り、地域住民が自らの地域課題に即して行政と協働して解決し得るよう支援します。
令和7年8月23日(土)、24日(日)、30日(土)に岐南町と岐阜大学の共同開催で、「私たちの岐南町、これからの公共交通について考える」をテーマにぎふフューチャーセンター(多世代住民参加型公共交通のあり方ワークショップ)を実施しました。
(第1回)8/23(土)徳田町民センター集会室 参加者23人(地域住民18人、教員5人)
(第2回)8/24(日)中央公民館講堂 参加者18人(地域住民13人、学生5人)
(第3回)8/30(土)やすらぎ苑交流ホール 参加者22人(地域住民17人、学生2人、教員3人)
岐南町では、住民の日常生活に必要な交通手段を確保するため、コミュニティバスやコミュニティタクシーを運行しています。今後、高齢化が進む中で、公共交通の重要性が高まっていきます。一方で、町外への通勤・通学者などの多様なニーズにも対応していくことも重要なことです。
今回のワークショップでは、町民や高校生、大学生などが岐南町の現状を学び、意見を交えながら、岐南町における将来の公共交通の役割について考えます。そして、参加者の皆さんが公共交通の現状に対する理解を深めるとともに、将来に向けた地域の当事者としての意識を醸成することを目指します。
ワークショップの成果(参加者の意見やアイディア)は、これからの岐南町の公共交通に関する取り組みに活かしていくことが期待されます。
グループワークは、岐南町のコミュニティバスやタクシーの現状を踏まえて、良い点や改善点を話し合い、将来の持続的な岐南町の公共交通を実現するために、現実的な公共交通のバランスを考えました。あわせて、公共交通から見た岐南町の未来ビジョンを提案しました。
参加者グループからは、 将来のコミュニティバスとコミュニティタクシーのバランスについて、世代や使用場面、優先度に基づいた提案があった。また、「世代とつなぐ 地域をつなぐ 思いやりのある岐南町」、「マイカーに頼らない町 岐南町」、「楽しく気軽に使える選択肢に!!」などの未来ビジョンも提案された。
今後、岐南町の公共交通にかかわる取り組みにフューチャーセンターの成果が活かされることが期待されます。
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ぎふフューチャーセンター(多世代住民参加型公共交通のあり方ワークショップ)(岐南町と岐阜大学の共同開催)を実施しました。8月23日(土)、24(日)、30日(土) |
2025.09.25 |