月別アーカイブ: 2021年12月

中津川市福岡中学校区PTA家庭教育学級にて研修会を実施

 令和3年11月25日(木)に、ぎふ地域学校協働活動センターの支援プログラムの一環として、岐阜市立岐阜小学校学校運営協議会会長の青山朋宏さんをお招きし、「コミュニティ・スクールとは?」と題した講演会を中津川市立福岡小学校体育館にて開催しました。
 福岡中学校区では、福岡中学校・下野小学校・福岡小学校・高山小学校のPTAが連携して家庭教育学級を進めています。4校の保護者、先生、他地区の先生、行政担当者など合計51名が研修会に参加しました。
 岐阜小学校学校運営協議会では、「『ふるさと大好き』を合言葉に、子どもたちが自信と誇りをもって地域の一員として主体的にかかわる姿」を目指して、「ふるさと学習」「学校・家庭・地域が連携した教育活動」を推進しており、具体的な活動組織や、実践してきた活動を子どもたちの姿をもとにお話していただきました。
 青山さんは、この活動の中で、「地域で子どもたちを育てていく」、「学校のお手伝いをしているというより、学校では難しいことを子どもたちに経験させたい」、「その結果、子どもたちの非認知能力を高めることにつながる」ことを熱く語られました。また、学校・地域・保護者がパートナーとして連携することが子どもたちのためになると考えて、活動をスタートさせたが、それ以上に、子どもたちを通して、関わる全ての人たちが成長する場となっていることをお話していただきました。
 受講者からは、「未来を生きる子どもたちに、こんな力をつけてあげたいというあたたかい思いがひしひしと伝わってきました」、「新福岡小でどんなことができるか、地域が一緒になって考えていく必要がある」、「地元を愛して、地元に残って生きていく子が少しでも増えるよう、今日の取組を参考にしたいです」といった感想がありました。
 今後、今回の講演の感想が家庭教育通信で紹介されるなど、学校運営協議会の設立に向けて、じっくり意見が交流されていきます。

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『日本公民館学会年報』(第18号、2021年)の「公民館研究の動向」に取り上げられました。

 安藤由美子・長屋メイ子・益川浩一の3者の執筆による論文「地域学校協働本部の組織化に関する実態把握と類型化の試み」(『地域志向学研究』Vol.5  短報、2021年)が、『日本公民館学会年報』(第18号、2021年)の「公民館研究の動向」に取り上げられました。
 日本公民館学会の研究誌である『日本公民館学会年報』の「公民館研究の動向」は、当該年度(学会年度)中に発表された代表的な著作・論文を収集し、1年間の研究動向を明らかにするものです。第18号の「動向」には、2020年7月から2021年6月までに発表された公民館・社会教育に関する研究動向が纏められています。
 本論文については、「岐阜県・岐阜大学の共同で設置されたぎふ地域学校協働活動センターにおける地域学校協働活動推進員(候補者を含む)を対象とした研修や県内自治体への各種支援の内容、地域学校協働本部の組織化の実態や課題を明らかにしている。」と論評されています(p.224)。
 これからも、ぎふ地域学校協働活動センターでは、研究成果を積極的に発信し、地域社会と学校の連携と協働の促進に貢献していきたいと思います。

<参考>ぎふ地域学校協働活動センターwebページの「研究成果の発信」http://www.ccsc.gifu-u.ac.jp/gifucccs/result