月別アーカイブ: 2022年12月

山県市放課後子ども教室「Study Habit教室」において学生ボランティアが体験活動支援を実施

 令和4年12月6日(火)にぎふ地域学校協働活動センター事業の一つである学生ボランティアマッチング機能を活用し、岐阜大学の学生ボランティア1名(応用生物科学部1年生)が山県市富岡小学校で行われた放課後子ども教室「Study Habit教室」に参加しました。実施時間は、14時から16時の間で行われています。
 山県市の「Study Habit教室」は、小学校3年生を対象として、漢字や算数の基礎問題プリントを用いて学習してもらい、まなびサポーター(学習支援員)が質問への対応や答え合わせなどを行っています。
 今回は、児童の知的な探究心や児童の主体的な学びにつなげようと、年に数回実施している体験的な活動の日でした。体験的な活動はまなびサポーターが考えます。この日は、岐阜の方言を用いたかるた、ソーシャルスキルかるたを使用して、まなびサポーターが読み札を読み上げ、子どもたちが元気よく絵札を取る、または、対戦形式で絵札を取り合うといったものでした。
 参加した学生ボランティアは、読み札の読み手になる、子どもたちが絵札を並べるのを支援する、困っている子どもに声掛けをするなどのコミュニケーションを取っていました。参加した学生ボランティアは子どもたちの元気さに圧倒されつつ、「子どもの素直さ、他者を受け入れる力を感じることができた。子どもたちから多くのことを学んだ。」といった感想が聞かれ、学生ボランティアにとっても成長や学びの場となりました。

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令和4年度第4回地域学校協働活動推進員等育成研修を実施

 令和4年12月1日(木)に、ぎふ地域学校協働活動センターの人材育成事業の一つである「地域学校協働活動推進員等育成研修」を実施しました。
 受講者の皆さんは、現在、県内各地域において、社会教育行政、公民館等の施設、学校、地域団体等で活躍されており、様々な課題意識をもって参加されていました。会場は、岐阜大学全学共通教育棟教室で、対面で実施しました。今年度は65名の受講申込がありました。
 今回は、岐阜大学教育学部准教授 板倉憲政氏から「現代の子どもの特徴と関わり方」と題して、現代の子どもたちについて考えていくために、子どもの自殺、虐待、薬物等の依存や自傷行為の実態、その背後にある心の傷や不安・苦悩、孤立・孤独などについての情報提供と、その知識を踏まえてどのように子どもたちと関わっていくことができるかについて分かりやすくご講義をいただきました。質疑応答では、受講者から大人の表情が子どもに与える影響、子どもたちが抱えている人間関係の築き方に関する悩みなどについて質問があり、板倉氏から丁寧な回答がありました。
 その後、研修の振り返りと情報交換のためにKPT法を活用したグループワークを実施しました。KPT法は、これまでの成果、課題、成果や課題を踏まえて挑戦したいことを整理する手法です。各グループのメンバーは地域が重ならないように配慮されており、各地域の実践の内容、その成果と課題、挑戦していきたいことなどについて交流を行いました。
 今回の研修会はこれまで学んできたことを振り返り、受講者が実践している地域学校協働活動に活かすための総まとめの回でした。今回の研修で学んだことを生かし、それぞれの地域でご活躍いただけることを期待しています。

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                                                                                                               岐阜大学の講義室での受講の様子