月別アーカイブ: 2022年9月

令和4年度第2回地域学校協働活動推進員等育成研修を実施

 令和4年9月1日(木)に、ぎふ地域学校協働活動センターの人材育成事業の一つである「地域学校協働活動推進員等育成研修」を実施しました。
 受講者の皆さんは、現在、県内各地域において、社会教育行政、公民館等の施設、学校、地域団体等で活躍されており、様々な課題意識をもって参加されていました。茨城県つくば市、岐阜県高山市(講師)、岐阜大学サテライトキャンパス(主会場)、恵那総合庁舎(遠隔会場)、参加者の自宅等をZoomで結んで、会場とオンラインどちらの方法でも参加可能な形で実施しました。今年度は65名の受講申込がありました。
 今回は、岐阜小学校学校運営協議会青山朋宏氏から岐阜小学校における地域と連携した様々な事業や講座の事例紹介、高山市大八まちづくり協議会事務局山本真紀氏から地域と学校の協働・連携の事例を基に地域コーディネータの活動内容や役割について報告をいただき、筑波大学准教授上田孝典氏から二つの事例に対する講評と講話をいただきました。
 受講者は、直接講師の方々にご自身の地域と学校の現状や課題を伝えたり、質問をしながら、双方向での学び合いの場となりました。
 次回の育成研修は令和4年10月となりますが、今回の研修で学んだことを生かし、それぞれの地域でご活躍いただけることを期待しています。

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駅前サテライトの様子

教職員向け研修会を実施

 8月23日(火)に、ぎふ地域学校協働活動センター事業の一つである「教職員向け研修会」を実施しました。
 この研修会は、教職員が学校運営協議会と地域学校協働活動について理解を深めることを目的に実施し、305人の方が参加しました。文部科学省総合教育政策局コミュニティ・スクール推進員(CSマイスター)の新谷さゆり氏を講師にお招きし、「コミュニティ・スクールと地域学校協働活動~学校はどうかかわればよいのか~」と題し、オンライン(Zoom配信)による講演がありました。新谷氏からは、白川村立白川郷学園での具体的な実践事例を示しながら、コミュニティ・スクールや地域学校協働活動が「目的」ではなく「手段」として、また持続可能な組織となるための取り組みについてお話があり、取り組みのキーワードとして、「学校・家庭・地域が共通の願いをもつ」「共通の願いに向けた責任と役割」「地域の大人の力を引き出す」「だれもが当事者意識をもって楽しく関わる」「熟議があってこその連携・協働」等が示されました。さらに、現在、白川郷学園で勤務している若手教員が、「村民学」(総合的な学習の時間)で、子どもたちの学びをさらに深めるため地域の方々とともに計画し実践している事例も紹介していただきました。
 今回の研修会では、コミュニティ・スクールによって地域と学校が連携し様々な活動・学習が展開されている様子が示され、参加した多くの学校関係者にとって、とても参考となる内容でした。

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本巣市糸貫中学校「夏休み学習支援」において学生ボランティアによる学習支援を実施

 令和4年8月1日(月)~8月25日(木)にかけて、ぎふ地域学校協働活動センター事業の一つである学生ボランティアマッチング機能を活用し、岐阜大学の学生ボランティア計4名(教育学部4年生1名、同1年生1名、地域科学部2年生1名、医学部看護学科1年生1名)が本巣市糸貫中学校「夏休み学習支援」に参加しました。実施時間は、午前か午後の2時間(合間に10分休憩)で、学年別に日程が設定されています。学生ボランティア参加日と人数は、8月1日1名、8月3日1名、8月19日1名、8月22日2名、8月23日2名、8月24日3名、8月25日1名です。
 糸貫中学校では、夏休み期間に、中学校内の教室で、同校の教員と学生ボランティアが協力し、参加中学生の夏休み課題や夏休み明けに実施される予定のテストの準備の支援などを行っています。
 今回参加した学生ボランティアは、中学生が座っている机の近くに寄り添い、質問に答えたり、分からない問題があれば一緒に原因を考えたり、答えを導くためのヒントを教えたりして、中学生の自主性や興味関心を尊重しながら学習支援を行っていました。また、日常生活の出来事などについておしゃべりもしながら中学生が安心して学習できる環境づくりも行っていました。参加した学生ボランティアからは、「貴重な体験ができた」「自分のためになった」などの感想が聞かれ、学生ボランティアにとっても成長や学びの場となりました。

  学生ボランティア