月別アーカイブ: 2023年3月

川辺町が長期支援プログラムを活用し岐阜市立岐阜小学校コミュニティ・ルーム視察

 令和5年2月16日(木)に、ぎふ地域学校協働活動センター事業の一つである「長期支援プログラム」を活用し、岐阜小学校のコミュニティ・ルームを視察しました。

 川辺町には、川辺西小学校・川辺東小学校・川辺北小学校・川辺中学校があり、令和5年4月から全ての学校にコミュニティ・スクールを導入する予定です。そこで、岐阜市立岐阜小学校学校運営協議会会長 青山朋宏氏から、実際に活動されているコミュニティ・ルームを会場として、コミュニティ・スクールや地域学校協働活動についてお話していただきました。

 コミュニティ・ルームは、地域の方が活動しやすいように学校の門から一番近い場所にあり、子供たちの様子を感じながら、地域の方が自由に活動できることが分かりました。また、どのように活動していらっしゃるか、色々な設備を見ながらお話をお聞きすることができました。岐阜小学校学校運営協議会では、「『ふるさと大好き』を合言葉に、子どもたちが自信と誇りをもって地域の一員として主体的にかかわる姿」を目指して、「ふるさと学習」を基盤に「学校・家庭・地域が連携した教育活動」を推進しており、具体的な活動組織や、実践していらっしゃる活動を子どもたちの姿をもとにお話していただきました。

 参加者からは、学校と地域をつなぐシステムの必要性を特に感じたという声が聞かれました。また、青山氏の話をお聞きしたことで、今まで川辺町でもやっていたことがどれほど重要だったか、自分たちの活動を振り返る機会にもなったそうです。岐阜小学校を視察したことで、4月から導入するコミュニティ・スクールに向けて、これからも自信と誇りをもって活動していきたい、と話してくださいました。

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下呂市萩原地域まちづくり講演会にて短期支援プログラムを実施

 令和5年2月16日(木)に、ぎふ地域学校協働活動センター事業の一つである「短期支援プログラム」を、下呂市にて実施しました。

 今回の講演会は、下呂市内の学校教職員、自治会役員、学校運営協議会委員、市職員や市民を対象に「なぜまちづくりに学校が欠かせないのか」をテーマに、一般社団法人とちぎ市民協働研究会代表理事廣瀬 隆人 氏を講師に招き、学校を核としたまちづくりのヒントを少しでも得られるよう開催しました。当日は112人の方が参加され、下呂市でも実践されている学校運営協議会・地域学校協働活動を核としたまちづくりについて、講師の言葉をメモするなど熱心に聴講していました。

 講師からは、「新しいことを始めなくとも、今取り組んでいることに心と思いを込めて大事に継続していくことが重要」といった、取り組みを進めていく中で陥りがちな「何をすればよいのか」という疑問に、実例や当地域の特色も交えながら、力強く説明してくださいました。

 参加者からは、「とても分かりやすく、言葉の理解が深まった」「“まちづくり”に何が大切なのかが良くわかり、今まで取り組んできた活動を整理し、そこに“価値”や“意味”を付加していきたい」といった前向きな意見がたくさん聞くことができました。今回は多様な立場の方を対象とし開催しましたが、それぞれの立場から、これからの下呂市のまちづくりを考えてくださり、とても有意義な講演会となりました。中には、「“学校中心”より“子供中心”として考えて、地域も主体性を持つことが大切」という意見もあり、今回の講演を通して、参加した皆さんの意識改革や当事者意識の向上にもつながったのではないかと考えられ、下呂市のまちづくりはさらに大きな一歩を踏み出します。

 次年度以降も当プログラム等を活用し、様々な活動に取り組んでいく予定です。

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