令和7年度コミュニティ・スクール地域学校協働活動研修会(教職員研修会)を実施しました

 令和7年7月23日に、「令和7年度 コミュニティ・スクール 地域学校協働活動研修会(教職員研修会)」をオンラインで実施しました。今年度から、県総合教育センターとの共催で開催し、小中学校教員をはじめ幼稚園、高等学校、特別支援学校と多様な校種の教職員、また事務職員が参加しました。
 講師は、昨年度に続き、文部科学省CSマイスター、DX戦略アドバイザー、青森県教育改革有識者会議副議長 森 万喜子 氏です。「進めよう!コミュニティ・スクールと地域学校協働活動~Win-Winでつながる地域とともにある学校~」をテーマにご講演をいただきました。参加者の感想の一部を紹介します。

  〇その気さえあれば、多様な人とつながってワクワクすることができそうだと改めて感じました。
  〇地域の大人が、地域の宝である子どもたちのために「手を貸したい」という意識になっていただくことが、一番重要だと感じました。
  〇形を整えるのではなく、できることをできる範囲でできる人がやっていくという考え方に納得しました。
  〇学校は公共財ということを再認識して、地域で活用する場にしていくこと、協議会で困り感を訴えていくこと等学びが多かったです。
  〇事務職員は、地域と学校をつなぐ役目を担うことができるような気がしています。
  〇繰り返し話す場を持つことなどを通して、“つながり”を築いていくことが協働活動の核になることを学べました。
  〇「校長が顔を出して、仲良くなることが一番のおすすめである。」の言葉が印象的でした。
  〇各学校、地域、自治体によって全く違う。だからこそ正解ではなく、最適解を皆で熟議して決めていけばよいことを理解しました。
  〇発想の転換をしつつ、よりよい形で無理なく持続できることを考えたいです。

 講師の豊富な実践に裏打ちされた理論とアイデアあふれる具体事例の紹介やブレイクアウトルームを活用した交流、チャットでの質問タイムにより、参加者がコミュニティ・スクールと地域学校協働活動を学校と地域がWin-Winで進めるための多くのヒントを得られ、今後の見通しをもつよい機会となりました。

本巣市子どもの学びサポート事業「令和7年度サポーターのつどい」にて地域学校協働活動支援プログラムを実施しました

 令和7年7月16日(水)に、ぎふ地域学校協働活動センター事業のひとつである市町村支援プログラムに基づき、本巣市子どもの学びサポート事業「令和7年度サポーターのつどい」にて地域学校協働活動支援プログラムを実施しました。

 本巣市子どもの学びサポート事業は、本巣市における地域学校協働活動の取り組みとして地域住民や保護者などがサポーターとして登録し、地域と学校が協力しながら子どものさまざまな学びのための活動を展開しています。今回の「サポーターのつどい」は、「地域・学校・家庭がともに育む『未来の創り手』」をテーマとして、この事業に関わるサポーターが地域学校協働活動の理解を促進し、サポーター相互や学校教員との交流を深めることを目的とした研修として実施されました。子どもの学びサポーター、市内の園・学校担当職員、公民館職員など58名が参加しました。

 研修では、まず白川村教育委員会事務局長の新谷さゆり氏による講義がありました。この中では、サポーターが行う様々な活動に「何のため?」という願いが必要で、活動自体を目的とせず、手立てとして位置付けることの大切さが話されました。後半は、本学地域連携推進本部地域協学センター 副センター長の後藤誠一助教が進行を務め、参加者同士でこれからのサポート活動のあり方などを意見交換しました。参加者からは、教員の異動などで活動の歩みがリセットされないためにも、毎年の熟議が大切であり、関係者の間で共通理解を築きながら活動を進めていくことが必要だといった意見や、今後は子どものアイディアを活動のヒントにしたり、子どもと一緒に活動を企画したりといった実践を進めていきたいという意見がありました。

 ぎふ地域学校協働活動センターでは、今後も講師派遣プログラム等を通じて、地域学校協働活動を支援する取り組みを進めていきます。

 

令和7年度 第1回地域学校協働活動推進員等育成研修を実施しました

 6月24日(火)に、ぎふ地域学校協働活動センターの人材育成事業の一つである「第1回地域学校協働活動推進員等育成研修」をオンラインで実施しました。

 ぎふ地域学校協働活動センターは、岐阜県と岐阜大学が共同で設置した組織で、地域・自治体・学校における「地域学校協働活動」を支援・促進し、子どもたちの成長を地域全体で支えるとともに、活動を通じて地域の活性化を図ることを目的としています。

 同センターでは、「人材育成・確保」、「調査研究」、「普及促進」の3つの分野で活動しており、今回の研修は、「人材育成・確保」に関する取組の一環として、市町村や社会教育関係団体と連携し、地域学校協働活動推進員などを育成する目的で行います。今年は、地域学校協働活動推進員に加え、岐阜県子育て支援研修の修了者も研修対象とし、地域学校協働活動の基礎知識や実践方法について全4回の研修を行います。今年は96名の受講申込がありました。

 第1回である今回は、益川浩一センター長からセンターの概要や研修の目的に関する説明に始まり、廣瀬隆人氏(一般社団法人とちぎ市民協働研究会代表理事/元宇都宮大学教授・元北海道教育大学教職大学院教授)より「基礎から学ぶ『学校を核とした地域づくり』・『地域とともにある学校づくり』」と題した講演も行いました。講演では、「学校を核とした地域づくり」、「地域学校協働活動」、「地域づくり」といった概念を解きほぐしながら、地域のコーディネーターとなる推進員の役割について事例を交えた説明がありました。

 その後、グループに分かれ、各地における実践の状況や課題について意見交換を行いました。それぞれの地域における事例や、各参加者の立場からの思いなどを話し合いました。

 最後の質疑応答では、講師ー参加者だけではなく、参加者間でも盛んに言葉が交わされました。「やはり、学校を中心としてしまうと、学校教員の負担が多くなるのではないか」という質問に対して、廣瀬氏は「教員に動いてもらおうとする前提があるから、負担をかけてしまう。推進員である自分が動いて地域と学校を繋いでいくことによって活動は進んでいく。学校に何かをやらせると考えるのではなく、学校に入り込んで様子を見た上で、地域の人とどんなことをできるかを考えていくのが大切」と助言がありました。また、「外国籍の家族とつながるためのヒントがほしい」、「学校長の先生にどのように働きかけると良いか」、「推進員や活動している人の間での連絡手段は何か」といった具体的な疑問について情報を共有する機会となりました。

 廣瀬氏は、「それぞれの地域で、自分のできる形でやれば良い。無理をしては負担感が出て続かない。その地域でできること・その地域でしかできないことをやれば良い。それぞれの地域で今皆さんがやっておられることで良い」と述べ、今後推進員等として地域で活躍されていく参加者を後押しされました。

 次回の育成研修は8月26日(火)に実施する予定です。受講者が今回の育成研修で学んだことを生かし、それぞれの地域でより一層活躍されることを期待しています。


廣瀬氏による講演の様子


全体での質疑の様子

飛騨市教育委員会にて地域学校協働活動支援プログラムを実施しました

 令和7年6月21日(土)に、ぎふ地域学校協働活動センター事業のひとつである市町村支援プログラムに基づき、飛騨市教育委員会の地域学校協働活動関係者を対象とした研修に講師派遣を行いました。

 研修は飛騨市古川西小学校区の地域学校協働活動推進員、学校教員、地域住民合計53名が参加し、地域で将来の担い手を育てるために地域学校協働活動を通してどんなことができるかを事例から学び、今後何ができるかを考えることを目的に実施されました。

 研修会ではまず、郡上市立大中小学校地域学校協働本部「おおなかよし」事務局の佐藤備子氏、片桐朱実氏による「できることで、ゆるく、楽しく、つながる『おおなかよし』」と題された大中小学校での活動について講話がありました。講演後には、分散会として参加者同士での意見交換が行われました。

 今回の研修を通して、参加者の地域学校協働活動推進員や地域住民からは「ゆるく楽しくが大事とお話されていたが、無理のない範囲でできることに関わっていくことが続けていくポイントだと思った」、「講演の中で大中小の取り組みが上手に整理されていたので、西小でもやっていることを整理して地域などにもっとPRしていくことが大事なのではないか」といった声がありました。

  ぎふ地域学校協働活動センターでは、今後も講師派遣プログラム等を通じて、地域学校協働活動を支援する取り組みを進めていきます。

 

恵那市立中野方小学校教職員を対象に地域学校協働活動支援プログラムを実施しました

 令和7年6月18日(水)に、ぎふ地域学校協働活動センター事業のひとつである市町村支援プログラムに基づき、恵那市立中野方小学校の教職員を対象とした相談会を行いました。

 相談会は中野方小学校の教職員2名と市地域学校協働活動担当者が参加し、中野方小学校が学校運営協議会と地域学校協働活動を一体的に推進する上での今後の方向性を見出すことを目的に行われました。

 相談会では、中野方小学校の地域学校協働活動を推進する上で核となるふるさと学習の取り組みについて、その現状と今年度の校内研究の方針について説明がなされた後、センター長の益川浩一教授より、地域や子どもの実態を見つけ、行動に結びつける系統的なカリキュラムづくりや、体制づくりを明確にするための工夫などについてのコメントがありました。その後、コメントを踏まえて中野方小学校より今後の動きについての説明がありました。

 今回の相談会を通して、「地域と学校が願いでつながることが地域連携の肝であることや、バックキャスト思考を取り入れた活動の組み立て方など、今後の校内研究を方向づける助言をいただけた」、「学校で考えていた研究の方向性の背中を押していただけたことで、自信をもって今後の校内研究を進めていきたい」といった感想がありました。

  ぎふ地域学校協働活動センターでは、今後も伴走支援プログラム等を通じて、地域学校協働活動を支援する取り組みを進めていきます。

御嵩町公民館職員・社会教育委員研修会にて地域学校協働活動支援プログラムを実施しました

 令和7年6月6日(金)に、ぎふ地域学校協働活動センター事業のひとつである市町村支援プログラムに基づき、令和7年度御嵩町公民館職員・社会教育委員研修会へ講師派遣を行いました。

 研修は御嵩町の公民館職員や社会教育委員、教育委員会事務局の学校教育・社会教育関係者など22名が参加し、地域づくりを自分ごとにするための活動や働きかけについて考えることを目的に行われました。

 研修会では、まず揖斐川町小島公民館主事で社会教育士の衣斐淳美氏による講話がありました。この中では小島公民館での幼児教育学級や家庭教育学級との関わり、夏祭りを通した中学生との関わりなど、世代を超えて地域の人々がつながる様々な場づくりの事例について紹介されました。またこうした場づくりや、その計画・準備段階が地域のことを自分ごととして捉えることにつながったり、自身のやる気が自信となってやがて地域づくりのエネルギーになったりするといった人づくりの大切さなどが話されました。研修の後半では小グループ交流会として、参加者が講話の内容を振り返りながら地域の実情について話し合ったり、それぞれの立場からの今後の地域との関わり方について意見交換しました。

 研修を通して、地域の仲間を増やすために参加型の企画を運営参加型の企画へと発展させることの大切さを学んだり、「世代間をこえた連携を通して次世代につながる仕組みを考えていきたい」といった感想がありました。

 ぎふ地域学校協働活動センターでは、今後も講師派遣プログラム等を通じて、地域学校協働活動を支援する取り組みを進めていきます。

 

令和7年度第1回地域学校協働活動推進員等フォローアップ研修を実施しました

 令和7年6月17日(火)に、ぎふ地域学校協働活動センター(岐阜県と岐阜大学による共同設置)の人材育成事業のひとつである「地域学校協働活動推進員等フォローアップ研修」を実施しました。

 受講者の皆さんは、昨年度までに「地域学校協働活動推進員等育成研修」を修了し、現在、県内各地域で、地域学校協働活動推進員や地域コーディネーター、社会教育行政・公民館関係者、教職員等として活躍されている方々です。今年度は38名の受講申込がありました。

 今回は、文部科学省 国立教育政策研究所 統括研究官の志々田まなみ氏を講師にお招きし、「持続可能な体制づくりをめざして」と題した講話をいただきました。子どもたちが学ぶ場は学校だけではなく、子どもの学びを広げていくためには学校と地域にいる様々なアクターがつながることが有用であって、持続可能な体制づくりを目指す上でも地域の中でつながりあうことは大切であると、参加者間でのワークを交えながらお話しいただきました。

 また、講話後の意見交換の場では、地域学校協働活動の基本的なあり方を再確認する質問や、地域の人々を活動に巻き込んでいく工夫の仕方に関して質問があったほか、講話中に出た事例について深める問いもありました。

 受講者からは、「事例を交えたお話で、それぞれの地域の特色を生かしながら、そこにあるヒト・モノ・コトをつなげることの大切さを学びました」、「さまざまな人を巻き込んでいくために、地域の人々に少しずつでも声をかけていくことを大切にしていきたい」、「志々田先生のお話をふまえて、地域の現状を整理して、やれることから進めていきたい」といった前向きな感想が聞かれました。

 次回のフォローアップ研修は令和8年1月となります。ぎふ地域学校協働活動センターでは、今後も研修事業等を通じ、地域学校協働活動にかかわる方々を対象とした学びや情報共有の場を提供していきます。

志々田氏による講話の様子

美濃地区社会教育及び家庭教育担当者合同研修会にて地域学校協働活動支援プログラムを実施しました

 令和7年5月8日(木)に、ぎふ地域学校協働活動センター事業のひとつである市町村支援プログラムに基づき、令和7年度第1回美濃地区社会教育及び家庭教育担当者合同研修会へ講師派遣を行いました。

 研修は美濃地区(関市・美濃市・郡上市)の教育委員会の社会教育・家庭教育担当者など14名が参加し、地域と学校が組織的につながるための仕組みづくりに向け、他地域の事例や担当者の動きについて学ぶことを目的に行われました。

 研修会では、白川村教育委員会事務局長  新谷さゆり氏による「地域学校協働活動において大切なこと」と題した講話がありました。この中では白川村での子どもとの関わりや地域づくりと結びつきながら行われている地域学校協働活動の様子が紹介されました。また、地域学校協働活動は手立てでありそれ自体が目的ではなく、地域と学校が共に子どもを支えていくことの大切さなどが話されました。

 研修を通して、白川村の実践を参考にしながら、地域学校協働本部を作るということをゴールとせずに地域の実情にあわせて地域学校協働活動を進めていきたいという声があったほか、事例を聞きふるさとに直接帰って来なくとも心はずっと地域と共にある子どもを育てることの大切さを感じた、といった感想がありました。 ぎふ地域学校協働活動センターでは、今後も講師派遣プログラム等を通じて、地域学校協働活動を支援する取り組みを進めていきます。

 

参加者募集中!(対象:小中学生)

岐阜大学社会教育士養成課程科目「学習者の特性と支援方法」の一環として、
小中学生を対象に下記の3講座を実施します(講座によって対象学年が異なります)。
ぜひ、ご参加ください。
  

  
<講座>

1)地域の魅⼒発⾒編 – まちをぎゅっと!⾃分だけのお⼟産を考えよう-
2)⾦華⼭編 ‒ 未来の⾦華⼭をデザインするのは君や!-
3)ふるさと編 – ⾃分だけのふるさとカルタを作ろう!-

<実施日>

6月7日(土)13:00ー15:00

<実施場所>

羽島市民会館(岐阜県羽島市福寿町浅平3丁目25)

<申込> 申し込みはクリック!

1)地域の魅⼒発⾒編 (対象学年:小学3年生~中学3年生)
2)⾦華⼭編 (対象学年:小学1年生~中学3年生)
3)ふるさと編 (対象学年:小学3年生~中学3年生)

詳細は下掲のチラシをご覧ください。
1・2・3の講座は、上記の日時・場所で並行して開催いたします。
重ねてご参加いただくことはできません。
    

    
   

  
  

  
   

下呂市立小学校の学校運営協議会にて市町村支援プログラムを実施しました

 令和7年1月23日(木)に、ぎふ地域学校協働活動センター事業のひとつである市町村支援プログラムに基づき、下呂市立尾崎小学校の学校運営協議会が主催する研修会へ講師派遣を行いました。

 本研修会は、地域学校協働活動やコミュニティ・スクールの実際を知り、運営の組織・目的について理解を深めることを目的に行われました。参加者は尾崎小学校の学校運営協議会委員、教職員、保護者、地域住民など計15名でした。

 研修会ではまず、高山市の大八まちづくり協議会 山本真紀氏から、学校運営協議会と地域学校協働活動の役割、ならびにそれらを一体的に推進する意義について、山本氏が携わる大八まちづくり協議会を事例とした講話がありました。
 その後、KPT法を用いたグループワークによって、尾崎小学校コミュニティ・スクールの活動に関する現状と課題点、今後の活動で行っていきたいことを洗い出し、具体的な動き出し方や地域の目指す姿を明確にしていきました。

 各グループからの発表では、今後の活動に向けた改善点として「役職のときだけ関わるのではなく、地域に関わる一人として、地域ぐるみで子どもを育てる必要がある」、「地域の担い手づくりのために、たくさんの素晴らしい活動をしている。これらの良さを地域全体で共有し、巻き込んでいく必要がある」、「関わっている大人が楽しく活動することで、参画する人が増える」といった意見が出ました。
 また、学校運営協議会副会長からは、「講師の先生に尾崎小学校コミュニティ・スクールで行っている活動を価値づけていただいたことで、現在の取組が将来の地域の担い手づくりにつながっていて、今後も改善しながら継続していけばいいと励みになった。それぞれの活動で、子どもの意見から活動内容を検討している。今後さらに主体性を育むために、こどもが主導の活動を行っていくと、地域づくりの担い手となる子を育成できると感じた」と感想をいただきました。

 ぎふ地域学校協働活動センターでは、今後も市町村支援プログラム等を通じて、地域学校協働活動を支援する取り組みを進めていきます。


山本氏による講演


グループワークの様子