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愛知県蒲郡市の放課後子ども教室「作文・読書感想文講座」に学生ボランティアを派遣しました

 令和8年8月7日(金)、ぎふ地域学校協働活動センターの二村玲衣センター員が担当する社会教育士養成課程講義の一環として、愛知県の蒲郡市立蒲郡南部小学校で実施された放課後子ども教室「作文・読書感想文講座」(講座名:「多世代交流で作文・感想文を書こう」)に学生ボランティアを派遣しました。

 本講座は2022年より、蒲郡市地域学校協働活動推進員の山本紀代氏(元学校図書館支援員で講師を務める)と蒲郡市放課後子ども教室支援員の早川康子氏により、地域の小学生を対象に「読書感想文講座」として始められたものです。市内の中学生・高校生や、小中学校教員、児童・生徒の保護者や住民が協力して小学生の読書感想文を支援することが講座の主な内容であり、世代を超えた交流の場として機能してきました。市内小学校の夏季休暇中の宿題として作文が組み入れられていることから、今年は「作文・読書感想文講座」として実施されました。
 岐阜大学との協働は今年度で3回目です。当日は小学生12名、中学生14名、高校生3名、市内大学生5名、蒲郡市の教員や地域学校協働活動推進員等を含む講師・サポーター8名、推進員等3名、岐阜大学から26名が参加しました。加えて、昼食の調理スタッフ・午後のお抹茶体験講師として地域住民16名の協力があり、同日は総勢87名が同講座に関わりました。

 講座は、講師の山本氏や地域の住民、教員が見守るなか、小学生1名につき中学生・高校生・大学生が複数名ついてグループをつくり、大学生の進行のもと小学生に本の内容や感想をインタビューするかたちで進められました。小学生の言葉を、中学生・高校生・大学生がそれぞれの視点から問いかけ、掘り下げていくことにより、小学生が本を読んで感じたことをグループで共有していきました。
 読書感想文に取り組んだあるグループでは、緊張している小学生に対して、大学生が学校生活や好きなものについて話題を広げ、少しずつ打ち解けていく様子が見られました。はじめは短い返答が多かった小学生も、次第に笑顔が増え、自然に会話ができるようになりました。その後、大学生や高校生から本について「なぜそう思ったのか」「自分だったらどうするか」と問いかけることで、少しずつ具体的に自分の考えを話すようになり、本人の言葉を引き出しながら、その子自身の考えを感想文にまとめることができました。

 昼食は、日頃から「がまなん食堂」*に携わる地域住民の方々が美味しいカレーを調理しご提供くださいました。
 その後は地域住民の方によるご指導のもと、お抹茶体験やバルーンアート体験をしたり、大学生が考案した「めぐる・つながる・アート」というお絵かきレクリエーションをしたりと、世代を超えて楽しみあい、参加者間でさらに交流を深めました。
 
 参加した学生からは、「教育といえば、学校という空間の中で指導者が学習者に何かを教え、導くものという一方的なイメージを持っていた。しかし、実際に小学生と触れ合い、講座を実践したことで、その認識は大きく変化した」といった、自身の教育観の変化を振り返る声がありました。 また、「大学生が一方的に指導するのではなく、適切な質問で子ども自身の思いを引き出すことで、互いの理解に基づく対等なつながりが生まれると感じた」、「学びは対話の中で双方向に生み出されるものだと実感した」と、子どもとの関わりを通した学びを捉える感想もありました。 さらに、「地域学校協働活動が、子どもたちの未来、地域の未来につながる活動であるという価値を実感することができた」という地域学校協働活動の意義への気づきや、「地域社会の一員として世代を超えた協働の輪や、住民同士のあたたかいコミュニティのつながりをより一層広げていきたい」と、今回の経験を今後の地域との関わりへつなげていきたいという声も聞かれました。

 ぎふ地域学校協働活動センターでは、今後も蒲郡市をはじめとした岐阜県内外のさまざまな地域と関わりながら、よりよい地域学校協働活動のあり方を探究し、実践を進めていきます。

*蒲郡市内で地域活動を行う団体「小江まちカフェ」が主体となり、地域住民の協力のもと、蒲郡南部小学校の子どもを対象に実施している子ども食堂。

講座の様子

学生が考案したお絵かきレクリエーション


多世代で楽しむバルーンアート体験

令和8年度第2回地域学校協働活動推進員等育成研修(全4回)を実施しました

 令和8年8月25日(火)に、ぎふ地域学校協働活動センターの人材育成事業の一つである「第2回地域学校協働活動推進員等育成研修」をオンラインにて実施しました。
 県内各地域の社会教育行政、公民館等の施設、学校、地域団体等で活躍する87名が受講しました。

 今回は、推進員の使命と役割を学ぶ先進事例報告として、岐阜市立岐阜小学校学校運営協議会会長の青山朋宏氏と、高山市大八まちづくり協議会の山本真紀氏から講話をいただきました。
 青山氏からは「子どもたちが楽しければいいんやて!」と題し、岐阜市立岐阜小学校における「ふるさと学習」を基盤とした学校・家庭・地域がつながるコミュニティスクールの実践について、必要とされる背景から具体的な活動内容までご紹介いただきました。 また、山本氏からは「WIN-WINでつながる子どもを核とした地域づくり~地域コーディネーターの役割を考える~」と題し、高山市東山校区における地域学校協働活動の実践例とコーディネーターの関わり方、実践が地域にもたらした効果についてお話しいただきました。
 その後、ブレイクアウトルーム機能を活用した交流の時間を設けました。参加者間で事例報告について意見が交わされるとともに、各地区での活動の状況や課題などが共有されました。
 最後に行われた質疑応答では、「事例のような活動を広げていくにはどうしたらよいか」、「時代の流れとして地域を巻き込んだ活動が難しくなっていると感じるが、地域の方々は常に協力的だったのか」、「学校と地域の双方をWIN-WINとするために、地域の方々にとってのWINをどう考えたらよいか」等の地域での活動のおこし方に関する質問や、「魅力的で人が集まる企画をどのように作っているか」、「主体性のある子どもたちを育てていくためにはどうしたらよいか」といった具体的な活動の組み立て方について質問があり、講師―参加者間で活発な意見交換がなされました。

 次回の育成研修は令和8年9月29日(火)に実施します。ぎふ地域学校協働活動センターでは、今後も研修事業等を通じ、地域学校協働活動にかかわる方々を対象とした学びや情報共有の場を提供していきます。


青山氏による講演の様子


山本氏による講演の様子

岐阜市長と愛知県あま市長が社会教育士養成課程講義の学生企画を視察しました

 令和8年7月18日(土)、岐阜市 柴橋正直市長と、愛知県あま市 八島堅志市長が、社会教育士養成課程(全学共通教育)授業「学習者の特性と支援方法」の視察に訪れました。本授業は、社会教育・生涯学習の現場において学習者の特性に応じた支援ができるよう、学習に関する基礎的知識、ファシリテーションの技法等を理解し、実際に小中学生を対象とした講座を企画・実施することを通して実践的に学ぶことを目的としています。

 この日は、これまでの講義を通して学生たちが企画した講座「知的探求部~かみひこうき編~ 君たちはどう飛ばすか!」を岐阜大学内講義室にて実施しました。同講座は、参加者が大学生と一緒に楽しく紙飛行機作りすることを通して、学校や学年を超えて交流し、他者の考えを取り入れ試行錯誤しながらよりよいものを生み出していくことを経験し、何度も挑戦することの大切さを体験的に学ぶことをねらいとしたものです。対象は小学校3年生から中学校3年生で、当日は25名の子どもたちが参加しました。
 大学生の進行のもと、子どもたちは折り方や材料に工夫を凝らしてオリジナリティあふれる紙飛行機を作成し、どの紙飛行機がより遠くまで飛ぶか実験を重ねました。講座開始直後には飛距離の伸び悩む紙飛行機が多く見られたものの、子どもたちが互いの工夫を取り入れ改良を重ねる中で、全体の飛距離も次第に伸びていきました。
 子どもたちから寄せられた感想では、「いろいろ改良していたら遠くまで飛ぶものができてよかった」、「失敗しても何度も作れるから楽しかった」、「みんなとできてうれしかった」といった声があり、子どもたちが挑戦する楽しさを実感できたことがうかがえました。
 柴橋市長と八島市長からは、学生たちが真剣に検討を重ねたことで、子どもたちが互いに助け合いながら、楽しく試行錯誤できる企画を実現できた点を高く評価いただきました。

 講座終了後には、柴橋市長、八島市長、岐阜大学地域連携推進本部地域協学センターの岩澤センター長、益川教授による懇談が行われました。人口減少や高齢化が進む中、地域において大学生をはじめとする若者が地域住民と双方向的に関わっていくことは、地域のにぎわいを生み出すとともに、学生自身の学びを深めることにもつながるとの意見が交わされました。
 両市長からは、地域活性化に教育の視点を取り入れ、若者の力や発想をまちづくりに生かすためにも、自治体と大学との連携を一層深め、学生が地域のさまざまな世代をつなぐ役割を担える活躍の場を広げていきたいとの考えが示されました。

 岐阜大学社会教育士養成課程では、自治体や企業との連携を通して、今後も社会教育・生涯学習および地域学校協働活動の一層の推進と充実に取り組んでいきます。

                                                       

                 


企画の主旨を説明する学生たち

  


自作した紙飛行機を飛ばす子どもたち

令和8年度 第1回地域学校協働活動推進員等育成研修を開催しました

 6月23日(火)、ぎふ地域学校協働活動センターの人材育成事業の一環として「第1回地域学校協働活動推進員等育成研修」をオンラインで開催しました。

 ぎふ地域学校協働活動センターは、岐阜県と岐阜大学が共同で設置した組織です。「地域学校協働活動」を支援・促進し、子どもたちの成長を地域全体で支えるとともに、活動を通じて地域の活性化を図ることを目的に、「人材育成・確保」「調査研究」「普及促進」の3分野で活動しています。
 育成研修は「人材育成・確保」に関する取組として毎年度全4回実施しており、地域学校協働活動に携わる方々が基礎知識や実践方法を学びます。今年度は、地域学校協働活動推進員や今後就任予定の方、岐阜県子育て支援研修修了者など86名の受講申込がありました。

 第1回となる今回は、岐阜県生涯学習企画監 平工雅之氏による挨拶からはじまり、益川浩一教授から本センターの概要と研修の目的について説明がありました。
 その後、廣瀬隆人氏(一般社団法人とちぎ市民協働研究会代表理事/元宇都宮大学教授・元北海道教育大学教職大学院教授)による講演「コーディネーターの心と技」を行いました。地域学校協働活動の在り方は地域の状況や人材によって異なること、コーディネーターの役割も地域や状況によって異なることを前提としながら、コーディネーターが地域や学校とどのように関わり、活動を支えていくかについて、具体的な事例を交えてご紹介いただきました。
 講演後は、参加者がグループに分かれて意見交換を行いました。それぞれの立場から講演の感想を共有するとともに、地域における実践の状況や課題等について活発な議論が交わされました。
 質疑応答では、「活動が属人的になってしまうが、持続可能とするためには何ができるか」など多くの質問が寄せられました。廣瀬氏からは「コーディネーターのチームを作ることで属人性による問題を避けられる」との提案があり、実践事例を交えながらその効果や難しさについて解説されました。このほか、地域人材の活用方法や、民間団体との連携、人口減少を見据えた活動の在り方、行政関係課との関わり方などについても意見が交わされ、参加者にとって多くの学びを得る機会となりました。

 次回の育成研修は8月25日(火)に実施する予定です。受講者が今回の育成研修で学んだことを生かし、それぞれの地域でより一層活躍されることを期待しています。


廣瀬氏による講演の様子


質疑応答の様子

令和8年度第1回地域学校協働活動推進員等フォローアップ研修を実施しました

 令和8年6月16日(火)に、ぎふ地域学校協働活動センター(岐阜県と岐阜大学による共同設置)の人材育成事業のひとつである「地域学校協働活動推進員等フォローアップ研修」を実施しました。

 受講者の皆さんは、昨年度までに「地域学校協働活動推進員等育成研修」を修了し、現在、県内各地域で、地域学校協働活動推進員や地域コーディネーター、社会教育行政・公民館関係者、教職員等として活躍されている方々です。今年度は39名の受講申込がありました。

 今回は、文部科学省 国立教育政策研究所 統括研究官の志々田まなみ氏を講師にお招きし、「子ども・若者の参画と地域学校協働活動」と題した講話をいただきました。法令や統計調査、こども政策関連事業等を参照しながら、近年のこども政策の中で学校や地域に求められていることは何か、そしてそれを実現するにはどうしたらよいかを参加者とともに考えました。

 講話後の意見交換の場では、地域のこどもの意見を地域学校協働活動に反映できているか参加者間で現状を共有するとともに、反映するための仕組みや場づくりについて意見を交わしあいました。志々田氏への質疑応答では、子どもの参画を深める方法や、子どもの意見を反映するために地域学校協働活動推進員ができること、外国にルーツをもつ子どもをどう巻き込むか、といった話題があがりました。

 受講者からは「子どもたちのためと大人側が用意していた体験活動について、子どもたちと一緒にその意味を再考してみたい」、「これまで子どもを巻き込んだ取り組みを意識的に実施していたものの、子どもがどのようなレベルで参加できているかという観点は十分でなかった。子どもが主体的に関われるように考えていきたい」といった今後につながる感想が寄せられました。

 次回のフォローアップ研修は令和9年1月に開催します。ぎふ地域学校協働活動センターでは、今後も研修事業等を通じ、地域学校協働活動にかかわる方々を対象とした学びや情報共有の場を提供していきます。

  


志々田氏による講演の様子

愛知県あま市長が社会教育士養成課程授業を視察しました

 令和8年6月6日(土)、愛知県あま市の八島堅志市長が、本学の社会教育士養成課程(全学共通教育)の授業「学習者の特性と支援方法」を視察しました。本授業は、社会教育や生涯学習の現場で、学習者一人ひとりの特性に応じた支援ができる力を養うことを目的としています。基礎的な学習理論や、ファシリテーション技法を学ぶとともに、小中学生を対象とした講座づくりを通して実践的に理解を深める内容となっています。

 当日は、担当教員の酒井研治講師が授業の目的や概要を説明しました。続いて、八島市長が学生のグループワークの様子を見学し、学生が企画した講座内容の発表を聴講しました。発表後には、八島市長から感想や質問が寄せられ、学生たちにとって、対話を通じて学びを深める機会となりました。

その後、八島市長、酒井講師、益川浩一教授(地域連携推進本部)、後藤誠一助教(同本部)による意見交換が行われました。社会教育士や地域学校協働活動をテーマに、市民活動と社会教育・生涯学習の関係、ぎふ地域学校協働活動センターの活動、学校と地域をつなぐ人材の役割や育成、大学と地域の連携、学生の主体的な地域活動など、幅広い内容の議論が交わされました。県域を超えた新たな視点や知見が共有される、有意義な機会となりました。

 今回の視察を通じて、八島市長からは大学との連携の意義や可能性、今後への期待について意見が寄せられました。さらに、本授業を含めた大学の教育活動に対して高い評価をいただきました。

なお、八島市長に発表した学生の企画講座は、7月18日(土)に岐阜大学内で実施予定です。

 岐阜大学は、社会教育士養成課程やぎふ地域学校協働活動センターの活動を通じて、社会教育・生涯学習および地域学校協働活動の一層の推進と充実に取り組んでいきます。

授業視察時の様子


左から、後藤助教、益川教授、八島市長、酒井講師

美濃地区社会教育・家庭教育担当者合同研修会にて地域学校協働活動支援プログラムを実施しました

 令和8年5月7日(木)に、ぎふ地域学校協働活動センター事業のひとつである市町村支援プログラムに基づき、令和8年度美濃地区社会教育・家庭教育担当者合同研修会にて地域学校協働活動支援プログラムを実施しました。

 この研修会は、年に一度、美濃地区(関市・美濃市・郡上市)の各市担当者が一堂に会し、共に研究を深め、更なる社会教育・家庭教育の充実と向上を目指すために実施されています。参加者は、3市の社会教育担当者と家庭教育担当者、計14名でした。

 研修では、講師の一般社団法人ココラボ代表理事の伊藤大貴氏による「垣根を越えたつながりづくり」と題した演習が行われました。小グループ形式で、部署を超えた1つのチームとして地域学校協働活動の展開を行うための工夫を話し合ったり、それぞれの市の事例を共有し合ったりする取り組みがなされました。参加者からは、「他市の事例、違い、悩みについて意見を交換できる場として大変有意義でした。こういう場がもっとあってもいいと思いました」という声や、「一方のみでない、双方向の関わりだからこそ、市の良い点、課題をみる視点が広がったように感じました」といった感想がありました。

 ぎふ地域学校協働活動センターでは、今後も講師派遣プログラム等を通じて、地域学校協働活動を支援する取り組みを進めていきます。

      

   

笠松町社会教育委員・笠松町交流センター運営審議会合同研修会にて、市町村支援プログラムを実施しました

 令和8年1月14日(水)に、ぎふ地域学校協働活動センター事業のひとつである市町村支援プログラムに基づき、令和7年度笠松町社会教育委員・笠松町交流センター運営審議会合同研修会への講師派遣を行いました。

 この研修会は、「子どもたちを核とした社会教育活動」をテーマに研修を行うもので、笠松町社会教育委員と笠松町交流センター運営審議会委員の20名が参加しました。

 はじめに、高山市大八まちづくり協議会事務局長の山本真紀氏より「つなげよう!地域とこども」と題した講演がありました。地域への子どもたちの参画について、子どもたちが与えられた役割を認識した上での参画していく段階から、子ども主導で地域へ参画していく段階に至るまでの取り組みについて、事例をもとにお話いただきました。その後のワークでは、地域の子どもたちと住民によるまちづくりを自分ごととして考え、参加者間で話し合う時間が設けられました。

 参加者からは、「まちづくりについて、地域の子どもたちと住民が一つになっていろいろな活動が生まれていることに感動した」という声や、「自分たちの笠松ではどうか、自分の所属している団体ではどうか、…と、ワークショップを通して、自分ごととして考え、交流する場があり、いろいろな立場の方からいろいろな話を聞くことができてよかった」という感想がありました。 ぎふ地域学校協働活動センターでは、今後も市町村支援プログラム等を通じて、地域学校協働活動を支援する取り組みを進めていきます。

可児市地域学校協働活動コーディネーター研修会にて、市町村支援プログラムを実施しました

 令和8年1月14日(水)に、ぎふ地域学校協働活動センター事業のひとつである市町村支援プログラムに基づき、可児市地域学校協働活動コーディネーター研修会への講師派遣を行いました。

 可児市へは年間を通じて伴走支援を実施しており、可茂県事務所社会教育担当による「コミュニティスクールと地域学校協働活動の一体的推進」や「地域コーディネーターの役割と理解促進」についての相談会を実施しています。今回の研修会についても伴走支援の1つであり、研修内容や方法について相談し実施しました。

 今回のテーマは「地域コーディネーターとして、活動の意義や役割の理解を深め、参加者同士のネットワークを構築する」ことを目的として行い、地域学校協働活動コーディネーター、「ぎふ地域学校協働活動センター地域学校協働活動推進員等研修」の受講者、教職員、学校運営協議会委員など35名が参加しました。

 はじめに、当センター長である岐阜大学教授の益川浩一が講師を務め、地域と学校がパートナーとして組織的・継続的に連携・協働できる仕組みを構築する方策について話しました。次に、可児市地域協働課、学校教育課の各担当者から「可児市における地域学校協働活動」について説明がありました。その後、KPT法を用いたワークの時間を設け、各自のこれまでの活動を振り返り、継続していきたいこと(Keep)や問題点(Problem)などを異なる地区や立場の参加者と交流し、改善に向けて挑戦したいこと(Try)を一人一枚の紙にまとめました。

 参加者からは、「異業種の方の取組みや問題点の共有ができて参考になった。」という声や、「まだ活動について、関係者しか理解できていないことがあると感じるため、もっと広くPRしていかなくてはいけないと思う。」という感想がありました。 ぎふ地域学校協働活動センターでは、今後も市町村支援プログラム等を通じて、地域学校協働活動を支援する取組みを進めていきます。


上石津地域学園協働本部研修会にて、市町村支援プログラムを実施しました

 令和7年12月3日(水)に、ぎふ地域学校協働活動センター事業のひとつである市町村支援プログラムに基づき、大垣市上石津地域学園協働本部研修会への講師派遣を行いました。

 この研修会は、義務教育学校である上石津学園において、学校・家庭・地域が連携した地域全体の教育力の向上と地域学校協働活動の推進を目的として実施されました。参加者は、上石津地域学園協働本部役員、サポーターなど40名でした。

 研修は、校内見学と講話・講演が組み合わせて行われました。最初に校内見学が行われ、参加者は上石津学園の5時限目の授業を巡回して見学しました。講話・講演では、まず大垣市立上石津学園校長神谷憲一氏から、開校2年目となる上石津学園の取り組みが紹介されました。続いて、高山市大八まちづくり協議会事務局長の山本真紀氏から「Win-Winでつながる地域学校協働活動」と題した講演がありました。この中では、高山市における住民が主体となった地域学校協働活動の取り組みの様子や、子どもの参画を意識しながら活動を組み立てていくことの大切さなどが紹介されました。

 参加者からは、「学園の具体的な活動を知ることができた」という声や、「他市町の実例をお聞きして、上石津にもできそうなことがある」といった感想がありました。また講演の内容を踏まえて、地域と学校との継続的な関係づくりを進めていくための課題などについて意見がありました。

 ぎふ地域学校協働活動センターでは、今後も市町村支援プログラム等を通じて、地域学校協働活動を支援する取り組みを進めていきます。