フューチャーセンター(Future Center)とは、多様な人たちが集まり複雑化したテーマ(課題)について「未来志向」、「未来の価値の創造」といった視点から議論する「対話の場」のことを指します。岐阜大学ではこのような地域との対話を創発するためのフューチャーセンターや多様な人との交流ができる空間を構築・運営し、地域との「協学」を推進します。
①地域との対話を通して地域が直面している複雑・広範化した課題の解決に向けて取り組みます。
②フューチャーセンターを活用し、社会貢献に取り組みます。
・産業への貢献:研究主体から学生・生涯教育を含めた地域課題解決を目指します。
・地域政策への貢献:地域課題を浮き彫りにし、地域と協学しながら解決するという循環を創出します。
・地域教育と文化への貢献:地域をめぐる「学び」の仕組みを作り、地域住民が自らの地域課題に即して行政と協働して解決し得るよう支援します。
10月9日(月)に、地域協学センターは、瑞浪市平山区及び瑞浪市との共同開催で、「平山を元気にさせよう!-瑞浪市平山地区、次の15年を考えよう-」をテーマにぎふフューチャーセンターを実施しました(参加者27人:大学生14人、地域住民11人、大学教員2人)。
瑞浪市釜戸町平山地区は、人口約100人(29世帯)の中山間集落であり、700年の歴史を誇りますが、少子高齢化が進んでおり、若い人は外に出ると集落との関わりも途絶えがちであるという課題があります。平成19(2007)年に、地区整備計画構想図を描きながら今後を考えるワークショップが実施され、農地の現状を調べ、15年後の農地予想図を描き、どのような取り組みが実施できるかを検討しました。
今年(2022年)はそのワークショップから15年目の年であり、この15年間の地区での取組みを確認し、次の15年の地域の将来像について現地見学も行い、学生と地域住民が一緒になり話し合いました。
フューチャーセンターでは、平山地区の将来像について、各グループから意見やアイディアが出されました:「宿泊ツアー」、「真菰の里 平山地区=マコモ」、「若者に向けて発信☆農業を盛り上げる」、「もりもりグランピング」。今回の成果は、瑞浪市平山区の取組みに活かされることとあわせて、次のフューチャーセンターのテーマ設定(より具体的なテーマ)の参考とします。今年度中に、瑞浪市平山地区と第2回のぎふフューチャーセンターを実施する予定です。
現地見学の様子 フューチャーセンターの様子1
フューチャーセンターの様子2 最終発表模造紙
2025.01.15 | |
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2024.12.27 | |
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