フューチャーセンター(Future Center)とは、多様な人たちが集まり複雑化したテーマ(課題)について「未来志向」、「未来の価値の創造」といった視点から議論する「対話の場」のことを指します。岐阜大学ではこのような地域との対話を創発するためのフューチャーセンターや多様な人との交流ができる空間を構築・運営し、地域との「協学」を推進します。
①地域との対話を通して地域が直面している複雑・広範化した課題の解決に向けて取り組みます。
②フューチャーセンターを活用し、社会貢献に取り組みます。
・産業への貢献:研究主体から学生・生涯教育を含めた地域課題解決を目指します。
・地域政策への貢献:地域課題を浮き彫りにし、地域と協学しながら解決するという循環を創出します。
・地域教育と文化への貢献:地域をめぐる「学び」の仕組みを作り、地域住民が自らの地域課題に即して行政と協働して解決し得るよう支援します。
郡上の魅力や課題を意見交流
未来に向けたアイディアを出し合う
第2回ぎふフューチャーセンターを2月25日、郡上市の総合文化センターで開催しました。
フューチャーセンターは、学生や大学関係者、社会人など、職業や所属などの枠にとらわれず、多様な人々が未来について語り合う「対話の場」。未来に向けたアイディアや解決策を出し合い、地域の課題を解決する糸口を見つけます。
今回は、大学生をはじめ、郡上市の職員、地元で活躍するNPOや企業の社会人など約70人が参加しました。はじめに、地域協学センター長の小宮山理事が「地域がどのようなことで悩んでいるかを発掘するのが
フューチャーセンターの役割の一つ。岐阜大学と郡上市はこれからも未来に向けて関係が続いていく第一歩。お互いが溶け込んで、良い議論を重ねていきたい」とあいさつがありました。
今回のテーマは、「地域が岐阜大学に期待すること」「大学や学生が何を期待されていると思うか」。参加者した市民からは「社会人と学生が出会う場を増やしてほしい」「学生の活力やアイディアを活かしてまちおこしに参加してほしい」といった学生に期待する意見が多く聞かれたほか、地域が抱える雇用や獣害、空き家対策などについて、学生と意見を交わしました。学生からは「大学と郡上との距離を縮めるために、サテライトキャンパスなどを設置したらどうか」「大学で学んだことを郡上で生かしたい」「古民家を活用した取り組みに参加したい」などの意見が聞かれました。
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各班で話し合った後、発表を行い、情報を共有しました
参加者のコメント(抜粋)
●岐阜大学への期待
●空き家でチャレンジショップを学生に開いてほしい
●「世界の人」に郡上八幡をPRする方法研究
●水を活用したまちづくりの方向のアイディア
●地域活性化のスマフォアプリづくり
●学生を広報担当に
●観光客が滞在するための作戦づくり など
![]() | 学生もアイディアを出せる場 市役所や医師の方から郡上が抱えている問題を率直に提示してくださり、考えるきっかけになりました。また、学生でもアイディアをどんどん出していいんだということを実感しました。このような場に一歩踏み出すのはなかなか勇気がいるかもしれませんが、ハードルはそれほど高くないので、大学生もぜひ楽しみながら積極的に足を運んでほしい |
![]() | 静岡と岐阜のFCで切磋琢磨を 同じ問題を抱えていても、バックグラウンドが違うと、いろいろなアイディアや解決策が出て面白いと感じました。フューチューセンターは意見や提案を否定しないので、ワクワクします。また、社会人の皆さんと対等に話せる経験が得られ、提案を作り出したという自信にもなります。良いところを吸収して静岡と岐阜で切磋琢磨していきたい |
![]() | ウインウインの関係で盛り上げたい 学生の皆さんから期待をすごく感じ、郡上市民がいかに学生に有意義な場を提供できるかを考え直すきっかけになりました。郡上に来たことない学生も多かったので、思い切り遊んで好きになってもらい、一緒に地域の課題に取り組んでもらいたいです。お互いウインウインの関係で、長い付き合いで盛り上げていけるといいと思います |
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