フューチャーセンター(Future Center)とは、多様な人たちが集まり複雑化したテーマ(課題)について「未来志向」、「未来の価値の創造」といった視点から議論する「対話の場」のことを指します。岐阜大学ではこのような地域との対話を創発するためのフューチャーセンターや多様な人との交流ができる空間を構築・運営し、地域との「協学」を推進します。
①地域との対話を通して地域が直面している複雑・広範化した課題の解決に向けて取り組みます。
②フューチャーセンターを活用し、社会貢献に取り組みます。
・産業への貢献:研究主体から学生・生涯教育を含めた地域課題解決を目指します。
・地域政策への貢献:地域課題を浮き彫りにし、地域と協学しながら解決するという循環を創出します。
・地域教育と文化への貢献:地域をめぐる「学び」の仕組みを作り、地域住民が自らの地域課題に即して行政と協働して解決し得るよう支援します。
若い世代の白川茶ファンを増やそう
9月27日(水)に、白川町等の協力を得て第5回ぎふフューチャーセンターを開催しました。午前中に白川園本舗・七宗御殿でお茶淹れを体験した後、白川町役場に場所を移して「白川茶のファンを増やすために何ができるか」をテーマに、自治体職員6人、茶商5人、農業関係3人、金融機関2人、大学生8人で5グループに分かれて話し合いを行いました。
かつて生活必需品だったお茶が今は嗜好品として選択肢の一つに変化していること、茶葉からお茶を淹れて飲む習慣が少なくなっていること、白川の土地柄で茶葉の量産が難しいこと等、白川茶の現状と課題を踏まえて具体的なアイディアを出し合い、それぞれのグループでまとめて発表。今後の実現に向けて話し合いました。
今回のまとめ
・1から茶づくり
・茶摘みでギネスに挑戦!!
・白川茶を知るツーリズム
・「#白川茶」でアピール
・茶器にも工夫を
今後の展開
今回出たアイディアのうち「ギネスに挑戦!!」案について、来年の新茶での実現を目指して、学生チームと地元チームが実際に活動をしていきます。
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若者よ、投票に行こうⅢ
10月2日(月)に岐阜市選挙管理委員会との共同開催により、みんなの森 ぎふメディアコスモス(岐阜市)で、岐阜大学生をはじめ、一般市民、岐阜市職員の皆さんら24人が参加し、「若者よ、投票に行こうⅢ」をテーマに第6回ぎふフューチャーセンターを開催しました。
まず、参加者は岐阜市選挙管理委員会事務局の担当者からこれまでの投票率データ(全国、岐阜市)についての説明と岐阜大学教育学部田中伸准教授からの年代別の投票動向の事例についての話を聞き、情報を共有しました。
18歳と19歳では19歳の投票率がどの選挙においても低下していることに着目して議論を行った後、「19歳を社会(政治)へ巻き込むために、学校(小中高大)、地域社会で何ができるのか?」について意見交換を行いました。
グループワークでは、「社会参加や社会的課題を解決するために個人の意見が大切であるということを気づかせることが重要」といった提言がありました。
今回のまとめ
・政治家には、ブログ等を活用してもっと情報発信してほしい
・学校の生徒会選挙を見直して、選挙の意義を見出させては!?
・選挙公報をカラー刷りにするなどもっと見やすく
・マイナンバーを利用した投票制度やネット投票の導入
今後の展開
今回の対話で出てきた意見は、選挙管理委員会が行う選挙啓発事業等の取り組みの参考とされます。
担当者の感想
選挙を話題とした対話の場が社会で創出されることで、市民ひとりひとりの主権者意識に対する自覚が促されることが期待できると思われる。
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