フューチャーセンター(Future Center)とは、多様な人たちが集まり複雑化したテーマ(課題)について「未来志向」、「未来の価値の創造」といった視点から議論する「対話の場」のことを指します。岐阜大学ではこのような地域との対話を創発するためのフューチャーセンターや多様な人との交流ができる空間を構築・運営し、地域との「協学」を推進します。
①地域との対話を通して地域が直面している複雑・広範化した課題の解決に向けて取り組みます。
②フューチャーセンターを活用し、社会貢献に取り組みます。
・産業への貢献:研究主体から学生・生涯教育を含めた地域課題解決を目指します。
・地域政策への貢献:地域課題を浮き彫りにし、地域と協学しながら解決するという循環を創出します。
・地域教育と文化への貢献:地域をめぐる「学び」の仕組みを作り、地域住民が自らの地域課題に即して行政と協働して解決し得るよう支援します。
7月8日(土)、郡上市明宝において第3回ぎふフューチャーセンターを開催しました。当日は、明宝レディース、ジビエ工房めいほうといった明宝ならではの施設を見学した後、築100年という古民家源右衛門において「郡上に住み、働くこと」について考えました。岐阜大学・岐阜経済大学の学生、国際交流員、地域の方々といった多様な方々が参加し、終始和やかな雰囲気の中対話は進みました。
人生で大切にしていきたいことや郡上でのライフスタイルを話し合った後、それらを踏まえて「若い世代が郡上で働き生活するために必要なこと」について意見交換を行いました。発表では、「楽観的な価値観」など移住者側の心構えや「地域の人々が意見交換できる場」など受け入れる側に求められる工夫なども提案されました。
今回のまとめ
・地元の人と関わる機会や、移住者同士で意見交換ができる場をつくる。
・郡上の暮らし体験ができるようにする。
・インターネットを利用して情報発信し、郡上の自然を生かした職業や、観光業に繋げ、若い世代 を呼び込む。
今後の展開
提示された意見は、今後、岐阜県や郡上市の移住定住施策の参考とされることが期待されます。
担当者の感想(岐阜県清流の国づくり政策課移住定住係)
人口減少社会においても自分が今住んでいる地域や生まれ育った地域など、それぞれの地域が活力を保ち続けられるよう、次世代を担う大学生の皆さんの活躍に大いに期待したいと思います。
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子育て世代等若者が来たくなるような地域体験ツアーを考えよう
8月29日(火)に中津川市との共同開催で、阿木地域の中の島公園で、第4回目のぎふフューチャーセンターを開催しました。今回のフューチャーセンターは、大学生6人、阿木地域住民18人、中津川市職員2人、岐阜大学職員1人が集まり、「子育て世代等若者が来たくなるような地域体験ツアーを考えよう」をテーマに考えました。
5つのグループに分かれて「阿木地区の魅力や活用できそうな地域資源」「若者が来たくなるような体験」を洗い出し、それぞれのグループで阿木地区を体験するツアー案を出すことができました。
今回のまとめ
・民泊を活用した移住者との対談ツアー
・春夏秋冬 季節に合わせた阿木体験
・生活体験ツアー
・遊びながら田舎の現実を知る、阿木ってこんなトコ!
・夏と冬の阿木地区自然体験ツアー
今後の展開
現在ある阿木地域の移住体験施設の利用向上も含め、関係団体や地域の方と協議をしながら、移住促進のための取り組みへと展開する。
担当者の感想(中津川市阿木事務所)
地域住民が気付かない視点で阿木地域の魅力等を認識することができた。また、阿木地域の移住者の方も多く参加いただいたことで、阿木地域のどんなところを気に入って移住しているかなどを従来阿木地域に住んでいるかたが気付かない視点なども共有することができた。
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