フューチャーセンター(Future Center)とは、多様な人たちが集まり複雑化したテーマ(課題)について「未来志向」、「未来の価値の創造」といった視点から議論する「対話の場」のことを指します。岐阜大学ではこのような地域との対話を創発するためのフューチャーセンターや多様な人との交流ができる空間を構築・運営し、地域との「協学」を推進します。
①地域との対話を通して地域が直面している複雑・広範化した課題の解決に向けて取り組みます。
②フューチャーセンターを活用し、社会貢献に取り組みます。
・産業への貢献:研究主体から学生・生涯教育を含めた地域課題解決を目指します。
・地域政策への貢献:地域課題を浮き彫りにし、地域と協学しながら解決するという循環を創出します。
・地域教育と文化への貢献:地域をめぐる「学び」の仕組みを作り、地域住民が自らの地域課題に即して行政と協働して解決し得るよう支援します。
行きたい、通いたい
と思う学校のこと、考えてみよう
5月24日(水)に岐阜市教育委員会との共同開催で、みんなの森ぎふメディアコスモス(岐阜市)で、今年度第1回目のぎふフューチャーセンターを開催しました。今回のフューチャーセンターは、岐阜市内の中学生24人、高校生4人、また大学生が6人集まり、若者の視点から、未来をイメージし「行きたい、通いたいと思う学校のこと」を考えました。
グループワークでは、学校の授業が楽しく、もっと学びたいと思うものにするためにどんなもの・どんなことがあるかについて議論し、行きたい、通いたいと思う未来の学校のイメージを描いて、最後に各グループで発表を行いました。今回は、「生徒が能動的に動き、仲間と協力する活動を取り入れる」や「自分が好きなことを深く追究したり、生徒が自ら考える時間が設けられた授業」などの意見が出されました。
今回のまとめ
・野外学習や遊びを取り入れた実際に体験する授業
・調べ学習に役立つように、タブレットやパソコンなどの電子機器の活用
・芸術鑑賞など、実際に体験することができる授業
・グループ学習などクラスで話し合うことができる授業
今後の展開
岐阜市教育委員会で策定する「岐阜市教育振興基本計画(岐阜市の教育の振興のための施策に関する基本的な計画:期間5年)」 の参考とされます。
担当者の感想(岐阜市教育委員会)
普段交流することがない中学生や高校生、大学生が、FCを通して活発に対話し、互いに刺激し合い、学び合う場となりました。また、理想の学校に求めることとして、人との交流や教員の魅力などソフト面への期待が大きいことが分かる有意義なものでした。
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たくさんの若者の意見を政治に
反映させよう!
6月24日(土)に岐南町との共同開催で、岐南町中央公民館を会場に第2回目ぎふフューチャーセンターを開催しました。今回のフューチャーセンターは、岐南町の高校生7人や社会人7人、そして大学生12人が集まり、9月執行予定の町議会議員選挙における投票率UPに向けて考えました。
グループワークでは、なぜ投票に行く必要があるのか、若者が投票に行かない理由、どうすればより多くの若者が投票に行くだろうかについて対話し、最後の発表では、各グループで考えた若者の投票率向上のスローガンと、具体的な方策が提案されました。
今回出されたスローガンは、『With Friend♪』、『楽しく選挙を知ろう!』、『行かない世代、損する世代』、『選挙の日は、Family Day』、『子どもと話す明るい政治』でした。
今回のまとめ
・ショッピングモール(行きやすい場所、人が集まる場所)等に投票所を設置する。
・親・家族、友達みんなで投票に出かけることを推奨する。
・絵やマンガを取り入れるなど、選挙チラシの作成に工夫を施す。
・投票日を家族や未来のため、住みやすい社会を実現させるための日ととらえる。
今後の展開
平成29年9月10日執行予定の岐南町議会議員選挙の啓発活動に活かされる。
担当者の感想(岐南町政策推進課)
今回のFCでは、活発な意見交換がなされ、投票率UPに向けた良い提言も出されました。私自身「選挙に対する意識を変える」と言う意味で、改めて「主権者教育」の重要性を考えさせられる良い機会となりました。
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2025.04.07 | |
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