フューチャーセンター(Future Center)とは、多様な人たちが集まり複雑化したテーマ(課題)について「未来志向」、「未来の価値の創造」といった視点から議論する「対話の場」のことを指します。岐阜大学ではこのような地域との対話を創発するためのフューチャーセンターや多様な人との交流ができる空間を構築・運営し、地域との「協学」を推進します。
①地域との対話を通して地域が直面している複雑・広範化した課題の解決に向けて取り組みます。
②フューチャーセンターを活用し、社会貢献に取り組みます。
・産業への貢献:研究主体から学生・生涯教育を含めた地域課題解決を目指します。
・地域政策への貢献:地域課題を浮き彫りにし、地域と協学しながら解決するという循環を創出します。
・地域教育と文化への貢献:地域をめぐる「学び」の仕組みを作り、地域住民が自らの地域課題に即して行政と協働して解決し得るよう支援します。
ジビエ肉が家庭で
食べられるようになるには
11月16日(水)、ジビエ肉への理解を深め、家庭の食卓で食べられるようになるには何が必要かをテーマに、岐阜大学生、郡上やまと獣肉利活用推進協議会員など20名が参加して、第6回フューチャーセンターを開催しました。
最初に、参加者それぞれが持っているイメージを確認した後、ジビエの試食や情報提供でどうイメージが変わったかを話し、ジビエ肉に対する理解を深めました。試食前には「くさい」「固い」などマイナスイメージが多かったのが、試食後には「おいしい」「くさみは意外と感じない」などプラスの印象を多くの参加者が受けていました。ジビエ肉の特徴を理解した上で議論した結果、「むしろ独特な味を残す」「衛生上の安全性を高める」などの意見が出されました。
この対話で出されたアイディアは、今後、郡上市のジビエ普及に向けた活動の参考とされる予定です。
今回のまとめ
・試食などを通して良さを伝えることで、知識不足から来る悪いイメージを払しょくする
・猟師を増やす、衛生上の安全性を高めるなど供給体制を整備する
・学校給食で地域食材として、子どもの時から親しんでもらう
・「ジビエの日」を自治体が制定して普及に努める
・あえて特徴ある味を残して特別感を出す
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リニア岐阜県駅を活用した
観光について考える
第7回ぎふフューチャーセンターは、11月19日(土)に中津川市坂本公民館において開催し、岐阜大学、中京学院大学の学生と自治体職員等計21名が参加しました。
参加者はリニア岐阜県駅の建設予定地を視察した後、「岐阜県の観光」や「リニア」など4つのテーマについて、自治体職員から情報提供を受けました。
その後「リニア岐阜県駅に降り立った知人に岐阜県を案内する」という想定で旅行プランを作成し、最後にこれらの作業を通じて感じたリニア岐阜県駅とその周辺や観光地に必要なことは何かを話し合いました。
発表では「駅に農産物直売所を設置する」、「駅から見下ろせる花壇を整備する」などの意見が出されました。提示された意見は、今後自治体の施策の参考とされることが期待されます。
今回のまとめ
・リニアを実際に見られるスポットを観光資源にする
・民泊による農業体験
・模型喫茶(ジオラマを作ってリニアを走らせる)
・現地ガイドを住民の方(地域の“売り”を知っている)にやってもらう
・食品をブランド化し、食で人を呼び込む
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