フューチャーセンター(Future Center)とは、多様な人たちが集まり複雑化したテーマ(課題)について「未来志向」、「未来の価値の創造」といった視点から議論する「対話の場」のことを指します。岐阜大学ではこのような地域との対話を創発するためのフューチャーセンターや多様な人との交流ができる空間を構築・運営し、地域との「協学」を推進します。
①地域との対話を通して地域が直面している複雑・広範化した課題の解決に向けて取り組みます。
②フューチャーセンターを活用し、社会貢献に取り組みます。
・産業への貢献:研究主体から学生・生涯教育を含めた地域課題解決を目指します。
・地域政策への貢献:地域課題を浮き彫りにし、地域と協学しながら解決するという循環を創出します。
・地域教育と文化への貢献:地域をめぐる「学び」の仕組みを作り、地域住民が自らの地域課題に即して行政と協働して解決し得るよう支援します。
国際交流機会の増加をめざして、
郡上の魅力を考える
7月15日のフューチャーセンターには、岐阜大学生、留学生、郡上市国際交流推進協議会員など34名が参加して、郡上市へさらに外国人旅行者が訪れ、国際交流の機会が増加することを目的として話し合いました。
対話では、郡上市の魅力や観光を楽しんでもらうために必要なことは何かについて、外国人、地元住民など様々な立場からの意見交換を行い、「郡上の売りである自然など日本らしさを体験してもらう」「郡上市内での移動利便性向上」などの意見が出されました。
今回の対話を受けて、さらに外国人旅行者が増え、住民が日常的に国際交流の機会を持つことが期待されます。岐阜大学、郡上市、郡上市国際交流推進協議会では、連携した活動を継続していく予定です。
今回のまとめ
・スマートフォンの旅行用アプリで郡上観光が確認できるようにする
・空港と郡上を結ぶシャトルバスを運行する
・郡上地域内を移動できるバスの運行とお得な1日フリーきっぷの販売
・ハッシュタグなどSNS発信方法の工夫
・多言語表記の案内板作成と誰にでも分かるユニバーサルデザインマークの導入
![]() | ![]() |
岐阜県への移住定住者を
増やす方策を考える
8月8日のフューチャーセンターは、岐阜大学、岐阜経済大学、森林文化アカデミーの学生及び地域おこし協力隊員とその受入れ自治体の職員等、計34名が参加しました。
参加者は、岐阜の魅力や将来住んでみたい街について意見を出し合った後、移住希望者の方に岐阜を選んでもらうために必要なことを話し合いました。各グループからは、「自然を活かした起業の可能性をPRする」、「魅せ方、PRの仕方を工夫する」、「空き家をリノベーションし、移住希望者に提供する」などの意見が出され、新しいものを求めるのではなく、今ある魅力を活かす視点が必要だという提案がされました。
今回の提案は、8月26日(火)に開催された「ぎふ創生県民会議 移住定住推進部会」で学生代表3名から発表され、今後の施策の参考とされることが期待されます。
今回のまとめ
・大学生に岐阜の魅力をPRする
・自然を活かしたカフェなどの起業の可能性をPRする
・魅せ方、PRの仕方を工夫する
・ひとりひとりのニーズに合った街を紹介する
・県外の方だけでなく県内の方に対しても移住のメリットをPRする
![]() | ![]() |
FC通信Vol.25のPDFはこちら↓
2025.04.07 | |
2025.04.04 | |
2025.04.01 | |
2025.02.28 | |
2025.02.13 |