フューチャーセンター(Future Center)とは、多様な人たちが集まり複雑化したテーマ(課題)について「未来志向」、「未来の価値の創造」といった視点から議論する「対話の場」のことを指します。岐阜大学ではこのような地域との対話を創発するためのフューチャーセンターや多様な人との交流ができる空間を構築・運営し、地域との「協学」を推進します。
①地域との対話を通して地域が直面している複雑・広範化した課題の解決に向けて取り組みます。
②フューチャーセンターを活用し、社会貢献に取り組みます。
・産業への貢献:研究主体から学生・生涯教育を含めた地域課題解決を目指します。
・地域政策への貢献:地域課題を浮き彫りにし、地域と協学しながら解決するという循環を創出します。
・地域教育と文化への貢献:地域をめぐる「学び」の仕組みを作り、地域住民が自らの地域課題に即して行政と協働して解決し得るよう支援します。
18歳選挙権へ向けて自分たちにできること
5月27日に岐阜大学サテライトキャンパスで、「若者よ、投票に行こうⅡ」をテーマに第1回ぎふフューチャーセンターを開催しました。昨年度から引き続き2回目の開催となった選挙に関するフューチャーセンターには、岐阜大学生と岐阜市職員など25人が参加しました。対話では、社会全体で主権者意識を高める方法を議論し、「生徒会に休み時間や授業時間を変更するなどの大きな権限を持たす」、「職場で投票dayを設定」、「選挙カフェの開設」、「白紙投票を広める」といった意見が出されました。
今回の対話の結果、若者の選挙に対する意識向上と、積極的な投票行動が期待されるとともに、6月22日に岐阜市選挙管理委員会が実施した岐阜大学内での選挙啓発活動や、7月1日の学内に設置された期日前投票の利用につながりました。この対話で出された選挙に関する啓発案について、岐阜市で効果などを分析し、今後の啓発の取り組みの参考とされます。
今回のまとめ
・主権者教育について、学校教育を軸とし、それを家庭、職場、地域へと広げる
・生徒会に休み時間や授業時間を変更するなどの大きな権限を持たして、生徒会の選挙を行う
・職場で投票dayを設定
・選挙について知ることができる選挙カフェの開設
・白紙投票を広める
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![]() | 今度の選挙は必ず行きます! 今回のフューチャーセンターに参加して、家庭での主権者教育や選挙カフェというアイデアなど様々な意見を聞いて、選挙に対する意識という面で、大きな学びになりました。 今後、社会科の教員になったとき、赴任した学校内で主権者教育を行う際の参考にしたいと思います。今度の選挙は必ず行きます。 |
実際の空き家で、
その家の活用について考える
6月29日は、岐阜市にある民家の活用を題材にフューチャーセンターを開催し、学生、地域住民、大学職員ら18人が参加しました。
まず全学共通教育科目「フューチャーセンター実践Ⅰ」の受講生が一足先に現地へ赴き、会場となった民家の掃除と設営を行いました。フューチャーセンターでは、全国的に空き家問題がどう扱われているのか情報を共有した後、「座り心地の良いところ」を探しながら会場を全員で見学しました。その後、「この空き家の魅力は何か、手入れの必要なところは何か」「どんな活用方法が考えられるか」の順に意見を出し合いました。
今回のフューチャーセンターでは「古民家ならではの雰囲気」「静かなのが良い」「立て付けが悪い」等、特長や具体的な改善点の指摘がなされ、さまざまな活用アイディアが出されました。会場となった民家の活用に取り組む主体者にも今回のアイディアは還元され、実際の取り組みの参考とされる予定です。
今回のまとめ
・手作りのガラス、木材、家具などの古い日本家屋ならではの内装を活かす
・茶華道、書道、落語などのカルチャー教室やギャラリーなどの文化施設とする
・老人ホーム、避難場所、公民館など地域の方が集まる施設として活用する
・子供のための体験型(自然体験・遊び場)教室、大学の研修施設
・隠れ家的な旅館、料亭、和食処、別荘などとして利用する
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