フューチャーセンター(Future Center)とは、多様な人たちが集まり複雑化したテーマ(課題)について「未来志向」、「未来の価値の創造」といった視点から議論する「対話の場」のことを指します。岐阜大学ではこのような地域との対話を創発するためのフューチャーセンターや多様な人との交流ができる空間を構築・運営し、地域との「協学」を推進します。
①地域との対話を通して地域が直面している複雑・広範化した課題の解決に向けて取り組みます。
②フューチャーセンターを活用し、社会貢献に取り組みます。
・産業への貢献:研究主体から学生・生涯教育を含めた地域課題解決を目指します。
・地域政策への貢献:地域課題を浮き彫りにし、地域と協学しながら解決するという循環を創出します。
・地域教育と文化への貢献:地域をめぐる「学び」の仕組みを作り、地域住民が自らの地域課題に即して行政と協働して解決し得るよう支援します。
7月9日(土)に、全学共通教育科目「フューチャーセンター入門」を受講する学生の企画によるフューチャーセンターを開催しました。
受講生16人(留学生5人を含む)が3グループに分かれて6月から企画・準備を重ね、学外の方にも広くご参加いただき、身近な課題から地域の課題まで課題解決に向けて対話を行いました。
1つのグループが企画した「あなたのための岐阜大学~岐阜大学と地域がもっと関わるには~」というテーマのフューチャーセンターでは、
・岐阜大学内に人気のあるカフェを設置する
・地方の畑仕事の手伝いを学生に依頼してもらう
・教室を開放し、子どものための科学教室を行う
などの意見が出されました。
また、別のグループの「渋滞を解消して快適な交通環境を作り出そう」をテーマに開催された対話では、
・ハード面の整備だけでは限界があり、個人が解消に向けた取り組みをしていくことが重要である
・運転の自動化、車同士のネットワーク化など自動車の技術発展により解消する
などの意見が出されました。
学生たちは、フューチャーセンターの企画立案から学内外の人に参加してもらうための呼びかけ、当日の準備、進行などの運営を通して、今後、社会に出てからも必要とされる企画力や事業を遂行していく力、議論を活発にするための司会進行について多くを学ぶことができました。
今年度後期にも同じ科目を開講します。新たに多くの学生が受講することを期待しています。
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