フューチャーセンター(Future Center)とは、多様な人たちが集まり複雑化したテーマ(課題)について「未来志向」、「未来の価値の創造」といった視点から議論する「対話の場」のことを指します。岐阜大学ではこのような地域との対話を創発するためのフューチャーセンターや多様な人との交流ができる空間を構築・運営し、地域との「協学」を推進します。
①地域との対話を通して地域が直面している複雑・広範化した課題の解決に向けて取り組みます。
②フューチャーセンターを活用し、社会貢献に取り組みます。
・産業への貢献:研究主体から学生・生涯教育を含めた地域課題解決を目指します。
・地域政策への貢献:地域課題を浮き彫りにし、地域と協学しながら解決するという循環を創出します。
・地域教育と文化への貢献:地域をめぐる「学び」の仕組みを作り、地域住民が自らの地域課題に即して行政と協働して解決し得るよう支援します。
岐阜大学応用生物科学部が開講している「地域ブランドと地域振興Ⅰ、Ⅱ(飛騨牛倶楽部)」では、JA全農岐阜様、JAひだ様及び岐阜県様のご協力のもと、受講生は、外部講師(JA職員等)による講義や高山市での宿泊実習(岐阜県畜産研究所や地元畜産農家、飛騨ミートの施設の見学)を通じて、岐阜のブランドである飛騨牛の振興について考えます。今回のフューチャーセンターはこの授業の一環として開催し、学生や教員、JA関係者の皆様、農家の皆様ら32人が参加しました。
対話では、グループごとに飛騨牛の生産または流通の過程での課題やそれに対する工夫を出し合い、最後に「発展的に飛騨牛ブランドを盛り上げるためのブランド戦略」としてまとめ、発表しました。各グループからは、「観光と結び付ける」、「牛の特長・個性を数値として見える化する」、「法人化や資金援助により新規参入しやすくする」などの意見が出されました。
このフューチャーセンターを踏まえ、今後学生たちは飛騨牛についてさらに学びを深め、12月にその成果を地域に向けて発表する予定です。
2025.04.07 | |
2025.04.04 | |
2025.04.01 | |
2025.02.28 | |
2025.02.13 |