現在、地域協学センターが開催中のイベント、過去に開催したシンポジウムやフォーラム、FD・SDの様子を公開しております。
宇宙産業を岐阜県の重要な成長産業として位置づけ、将来の「中核産業」として育成・支援するため、令和3年度に、岐阜大学と岐阜県等が協働して「ぎふ宇宙プロジェクト研究会(座長:吉田和弘岐阜大学長)」を立ち上げ、本研究会の取り組みの一環として、岐阜大学が行う人材育成事業の一つである「ぎふハイスクールサット(GHS)プロジェクト」(高大連携事業)の開始に伴い、キックオフイベントを4月23日(土)に岐阜大学で開催しました。
「ぎふハイスクールサット(GHS)プロジェクト」とは、岐阜大学(地域協学センター・工学部)が例年開催する高大連携事業「宇宙工学講座」「缶サット甲子園」の取り組みを行う中で、岐阜大学が中心となって推進する人材育成事業の一つで、県内高校生を中心とした小型人工衛星の設計・製作・打上げ・運用を一貫して行う実践的な教育プログラムです。
当日は、プロジェクトに参加する県内工業高校4校(岐阜工業高等学校、可児工業高等学校、大垣工業高等学校、岐南工業高等学校)の教員・生徒、県内航空宇宙関連企業等約70名が参加しました。
主催者あいさつとして、岐阜大学吉田和弘学長の挨拶の後、崎浦岐阜県商工労働部長、堀岐阜県教育長の挨拶、研究会・GHSプロジェクト趣旨説明、はやぶさ2プロジェクトマネージャーのJAXA宇宙科学研究所津田雄一教授による講演および高校生へのメッセージ、KOSEN-1衛星プロジェクトマネージャーの高知高専今井一雅客員教授による講演等が実施されました。また、プロジェクトに参加する高校生が高校混在のチームを作り、今後のプロジェクト実施に向けた提案等を議論するグループワーク・成果発表、それに対する講評(森脇久隆前学長、村井利昭工学部長)も行われました。
生徒たちは、今後、岐阜大学の教授や学生からのアドバイスや県内の航空関連企業などの協力を得ながら小型の人工衛星の製作を進め、2年半後の打ち上げを目指します。
吉田学長による開会挨拶 KOSEN-1衛星今井プロジェクトマネージャーによる講演
グループワーク 記念写真
3月23日に、地域協学センターシンポジウム「地域とともに学ぶ」を開催しました。今回は、学生及び学内関係者、発表者のみが講堂での参加となりましたが、その他の方々はオンラインでの参加となり、あわせて参加者は約100人となりました。
シンポジウムの第1部では、岐阜大学次世代地域リーダー育成プログラム修了証書・称号授与式を執り行いました。今年度の同教育プログラムを修了した学生は33人、学生コーディネーターの称号を授与された学生は30人、さらに最終的な称号である「ぎふ次世代地域リーダー」を称号授与された学生は14人でした。プログラム修了者及び称号授与者の各代表学生には森脇学長から証書が授与され、修了生たちが将来、地域で活躍することを願う激励の言葉がありました。
第2部では、「関係人口がひらく地域の可能性」と題して、島根県立大学地域政策学部・准教授の田中輝美氏から、関係人口の考え方、地域と関わる際のポイントなどについてオンラインで特別講演がありました。講演では会場の学生からの質問に答えていただくなど、オンライン上で講師と交流の時間もありました。
その後、岩澤淳地域協学センター副センター長から地域協学センターの取組み紹介、教育プログラムの修了生(地域リーダーコース(海津市チーム、八百津町チーム)、教育リーダーコース)による活動報告、瑞浪市の地域コーディネーター中筬氏と美濃加茂市の地域コーディネーター武市氏からの取組み紹介がありました。
次世代地域リーダー育成プログラムの修了生や称号を授与された学生にとって、このシンポジウムは、自身の活動の成果を発表するだけではなく、研究や地域といった多様な立場からの取組み紹介もあり、視野を広げる学びの機会となりました。また、次世代地域リーダー育成プログラムの成果や地域協学センターの活動を広く学内外に発信する機会となりました。
令和4年度も地域協学センターシンポジウムを開催し、広く岐阜大学の取組みを発信する予定です。
プログラム修了証書授与 記念写真
田中輝美氏によるオンライン特別講演 発表の様子(地域リーダーコース)
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