2024-01-15

羽島市立正木小学校の放課後子ども教室へ学生ボランティアを派遣しました

 令和5年12月6日(水)に、ぎふ地域学校協働活動センター事業のひとつである学生ボランティアマッチング機能を活用し、岐阜大学の学生ボランティア(工学部1年生1名、社会システム経営学環2年生1名、教育学部3年生1名)が羽島市立正木小学校の放課後子ども教室「まさきっずクラブ」に参加しました。今回の子どもの参加数は13名で、地域の有志ボランティアからなる支援員4名、ボッチャの外部講師2名とともに活動を行いました。

 放課後子ども教室「まさきっずクラブ」では、地域の有志ボランティアが支援員となり、小学校2年生を対象に、軽スポーツや伝統文化などの体験活動を実施しています。

 この日のまさきっずクラブでは、宿題などに取り組む自主学習の後、ボッチャ体験を実施しました。学生ボランティアらは、自主学習の際には、問題が分からず困っていないか、勉強にきちんと取り組めているか等、声掛けが必要な場面を常に意識して見回り、ボッチャ体験の際には、「頑張れ!」、「すごい、上手!」等と声を掛け、子どもたちにとってより楽しい体験となるように働きかけました。

 参加した3名の学生ボランティアは、子どもに対する支援員の働きかけを見ることで、地域学校協働活動において地域と子どもを結びつける支援員のあり方について学びを得ていました。ある学生ボランティアは、「体育館への移動時、体育館を使えるようになるまで時間がかかり、児童が廊下で待機する場面があった。その際、支援員の方はじゃんけん大会を始めた。児童は喜んでそれに参加していた。そして、数回行ったのち、最後のじゃんけんは言葉を発さずに行おうと促し、児童が静かになったままの状態で体育館へと向かわせていた」、「子どもたちを退屈させないよう、かつ、叱って従わせるのではなく、楽しく静まらせようという、優しさに溢れた行動だと思った」と支援員の配慮と行動から学んでいました。また、他の学生ボランティアは、「この教室のような、家族以外の大人や地域の人々と触れ合える場所は、普段の学校生活でも家庭でもない社会教育の場として重要な役割を果たしていると感じた」と地域学校協働活動のもつ意義を体感していました。

 ぎふ地域学校協働活動センターでは、引き続き学生ボランティアによる支援を促す取り組みを進めていきます。

1206羽島