2023-10-18

令和5年度第3回地域学校協働活動推進員等育成研修(全4回)を実施しました

 令和5年10月5日(木)に、ぎふ地域学校協働活動センターの人材育成事業のひとつである「第3回地域学校協働活動推進員等育成研修」(以下、「育成研修」)を実施しました。県内各地域の社会教育行政、公民館等の施設、学校、地域団体等で活躍しながら推進員をめざす83名がオンラインで受講しました。

 はじめに、白川村教育委員会事務局社会教育主事の新谷さゆり氏から「地域学校協働活動の企画・立案 〜はじまりは願いの共有から〜」と題した講演がありました。新谷氏は、白川村のコミュニティスクールにおける活動事例をもとに、活動の企画立案にあたって学校・家庭・地域で共通した願いをもつことによって、互いに当事者意識をもち、主体的な関わりを実現できると話されました。

 その後、参加者をグループに分け、各地における実践の状況や課題について意見交換する時間を設けました。ここでは、それぞれの地域における事例や、各参加者の立場からの思いなどが交わされました。

 最後の質疑応答では、参加者から新谷氏へ、活動に向けた予算確保や講師探しといった活動の基礎に関する質問や、熟議の場におけるファシリテートの方法、学校と地域住民の結び方といった推進員としての働きかけに関する質問など、さまざまな問いかけがありました。

 受講者からは、「具体例にそったお話で、自分の地域ではどうか、自分ならどうかと置き換えて考えながらお話を聞くことができた」、「「大人が主体性をもって活動に取り組むことの重要さが理解できた。そうした大人の姿が子どもの心を成長させるように思う」、「共通の願いをもつために、活動のスタートから考え直していきたい」といった感想が寄せられました。

 次回の育成研修は令和5年11月30日(木)に岐阜大学において実施します。受講者がこれまでの研修で学んだことを生かし、より一層、それぞれの地域でご活躍いただけることを期待しています。

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