2023-06-06

(新規開講科目)岐阜大学社会教育士養成課程科目「学習者の特性と支援方法」において受講学生が小中学生を対象とした講座の企画案を検討しました

 令和5年5月13日(土)に岐阜大学全学共通教育において、今年度新規に開講した社会教育士養成課程科目「学習者の特性と支援方法」(担当:酒井研治、後藤誠一、二村玲衣、益川浩一)の第1回を実施しました。

 本授業は、社会教育・生涯学習の現場で、多様な背景や特性を有する学習者に寄り添った学習支援ができる社会教育士(社会教育主事)になるために、学習理論、学習者の多様な背景や特性、学習の環境、ファシリテーション等を学び、理解し、学習者への最適な支援策について講座づくりから実施までを通して実践的に学ぶことを目的としています。

 この授業は、これまで社会教育士養成課程科目において、あまり扱われてこなかった子どもを主な対象とした講座の企画・立案から実施までを学ぶ内容となっています。実際子どもたちを対象とした学習の現場で豊富な実績と経験、知識を有している酒井研治氏を実務家教員として講師陣に加え、岐阜大学独自の社会教育士養成課程科目として新規に開講し、同養成課程の拡充を図りました。

 この授業には18名(教育学部4名、地域科学部7名、応用生物科学部1名、医学部4名、工学部1名、社会システム経営学環1名)の学生が受講し、第1回では、小中学生を対象とした講座づくりについて、酒井氏が中心となり、社会教育・生涯学習の基礎、社会教育士に求められる能力等を確認し、4つのグループに分かれて、講座の企画案(講座のテーマ、ゴールや構成、想定される学習者の特性理解、広告素案など)について検討しました。多様な学部の学生たちは、それぞれの持つ専門的な知識や考え方、興味・関心などを活かしながら、小中学生が期待する講座づくりに熱心に取り組みました。

 今後、この授業の実践の場として、学生たちがグループで企画した小中学生向けの講座を6月25日(日)に羽島市不二羽島文化センターで実施する予定です。


授業の様子
授業の様子