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2025-01-28

令和6年度第2回地域学校協働活動推進員等フォローアップ研修を実施しました

 令和7年1月21日(火)、ぎふ地域学校協働活動センターの人材育成事業の一つである「地域学校協働活動推進員等フォローアップ研修」を実施しました。

 ぎふ地域学校協働活動センターは、地域・自治体・学校における「地域学校協働活動」を支援・促進し、子どもたちの成長を地域全体で支えるとともに、活動を通じて地域の活性化を図ることを目的に、岐阜県と岐阜大学の共同で設置されました。同センターは、①人材育成・確保、②調査研究、③普及促進を行っております。

 今回の研修は、地域学校協働活動推進員等育成研修を修了後、県内各地域の社会教育行政、公民館等の施設、学校、地域団体等で活躍されている方を対象に、より深い地域学校協働活動の理解を促すことを目的とした、発展的な学びや情報共有の場です。今年度は22市町57名の受講がありました。

 はじめに、揖斐川町小島公民館 公民館主事 衣斐淳美氏から「地域みんなで子どもをはぐくむために~多世代が学びあい、育ちあう地域づくり~」と題した講演をおこないました。講演では、地域全体で子どもを育むために重要である①地域のことを考え、学び、創り出す人材の育成、子どもと大人が学び合い、成長できる場づくりといった「人づくり・土壌づくり」②地域づくり協議会といった「大人が活躍できる場」について、ご自身の経験や現在の揖斐川町での取り組みをもとにお話しいただきました。質疑応答では、公民館職員等も含めた施設運営体制、地域づくり協議会の設立背景や現状・課題、学校・社会教育施設・教育委員会とのコミュニケーションや連携体制等について活発な情報交換が行われました。

 その後、ぎふ地域学校協働活動センター長の益川浩一教授のファシリテートにより、受講者間でKPT法を用いたグループワークを行い、受講者がそれぞれの実践で行っていること(Keep)、課題や問題点(Problem)、改善に向けて挑戦したいこと(Try)を共有し情報交換をしました。最後に、今後挑戦したいことを一人一枚の紙にまとめ、全体に向けて参加者が一人ずつ発表し、研修を終えました。

 なお、今回の研修には、静岡県教育委員会職員2名が視察に訪れ、岐阜県の地域学校協働活動やその支援活動について県域を越えて周知する機会ともなりました。 フォローアップ研修は今回で終了となりますが、これまでの研修で学んだことを生かしながら、それぞれの地域でご活躍いただけることを期待しています。


衣斐淳美氏による講演の様子


グループワークの様子