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2026-09-02

愛知県蒲郡市の放課後子ども教室「作文・読書感想文講座」に学生ボランティアを派遣しました

 令和8年8月7日(金)、ぎふ地域学校協働活動センターの二村玲衣センター員が担当する社会教育士養成課程講義の一環として、愛知県の蒲郡市立蒲郡南部小学校で実施された放課後子ども教室「作文・読書感想文講座」(講座名:「多世代交流で作文・感想文を書こう」)に学生ボランティアを派遣しました。

 本講座は2022年より、蒲郡市地域学校協働活動推進員の山本紀代氏(元学校図書館支援員で講師を務める)と蒲郡市放課後子ども教室支援員の早川康子氏により、地域の小学生を対象に「読書感想文講座」として始められたものです。市内の中学生・高校生や、小中学校教員、児童・生徒の保護者や住民が協力して小学生の読書感想文を支援することが講座の主な内容であり、世代を超えた交流の場として機能してきました。市内小学校の夏季休暇中の宿題として作文が組み入れられていることから、今年は「作文・読書感想文講座」として実施されました。
 岐阜大学との協働は今年度で3回目です。当日は小学生12名、中学生14名、高校生3名、市内大学生5名、蒲郡市の教員や地域学校協働活動推進員等を含む講師・サポーター8名、推進員等3名、岐阜大学から26名が参加しました。加えて、昼食の調理スタッフ・午後のお抹茶体験講師として地域住民16名の協力があり、同日は総勢87名が同講座に関わりました。

 講座は、講師の山本氏や地域の住民、教員が見守るなか、小学生1名につき中学生・高校生・大学生が複数名ついてグループをつくり、大学生の進行のもと小学生に本の内容や感想をインタビューするかたちで進められました。小学生の言葉を、中学生・高校生・大学生がそれぞれの視点から問いかけ、掘り下げていくことにより、小学生が本を読んで感じたことをグループで共有していきました。
 読書感想文に取り組んだあるグループでは、緊張している小学生に対して、大学生が学校生活や好きなものについて話題を広げ、少しずつ打ち解けていく様子が見られました。はじめは短い返答が多かった小学生も、次第に笑顔が増え、自然に会話ができるようになりました。その後、大学生や高校生から本について「なぜそう思ったのか」「自分だったらどうするか」と問いかけることで、少しずつ具体的に自分の考えを話すようになり、本人の言葉を引き出しながら、その子自身の考えを感想文にまとめることができました。

 昼食は、日頃から「がまなん食堂」*に携わる地域住民の方々が美味しいカレーを調理しご提供くださいました。
 その後は地域住民の方によるご指導のもと、お抹茶体験やバルーンアート体験をしたり、大学生が考案した「めぐる・つながる・アート」というお絵かきレクリエーションをしたりと、世代を超えて楽しみあい、参加者間でさらに交流を深めました。
 
 参加した学生からは、「教育といえば、学校という空間の中で指導者が学習者に何かを教え、導くものという一方的なイメージを持っていた。しかし、実際に小学生と触れ合い、講座を実践したことで、その認識は大きく変化した」といった、自身の教育観の変化を振り返る声がありました。 また、「大学生が一方的に指導するのではなく、適切な質問で子ども自身の思いを引き出すことで、互いの理解に基づく対等なつながりが生まれると感じた」、「学びは対話の中で双方向に生み出されるものだと実感した」と、子どもとの関わりを通した学びを捉える感想もありました。 さらに、「地域学校協働活動が、子どもたちの未来、地域の未来につながる活動であるという価値を実感することができた」という地域学校協働活動の意義への気づきや、「地域社会の一員として世代を超えた協働の輪や、住民同士のあたたかいコミュニティのつながりをより一層広げていきたい」と、今回の経験を今後の地域との関わりへつなげていきたいという声も聞かれました。

 ぎふ地域学校協働活動センターでは、今後も蒲郡市をはじめとした岐阜県内外のさまざまな地域と関わりながら、よりよい地域学校協働活動のあり方を探究し、実践を進めていきます。


*蒲郡市内で地域活動を行う団体「小江まちカフェ」が主体となり、地域住民の協力のもと、蒲郡南部小学校の子どもを対象に実施している子ども食堂。



講座の様子

学生が考案したお絵かきレクリエーション



多世代で楽しむバルーンアート体験