2023-09-06

令和5年度学校教職員向け「コミュニティ・スクール 地域学校協働活動」研修会を実施しました

 令和5年8月3日(木)に、ぎふ地域学校協働活動センターは、人材育成事業の一つである「教職員向けコミュニティ・スクール 地域学校協働活動研修」(以下、「教職員向け研修」)を実施しました。

 ぎふ地域学校協働活動センターは、地域・自治体・学校における「地域学校協働活動」を支援・促進し、子どもたちの成長を地域全体で支えるととともに、活動を通じて地域の活性化を図ることを目的に、平成31年4月に岐阜県と岐阜大学の共同で設置されました。同センターは、①人材育成・確保、②調査研究、③普及促進を行っており、今回の教職員向け研修は①人材育成・確保に関する取り組みです。

 今年度の教職員向け研修はオンラインで開催し、219名の受講がありました。受講者は、県内各地域の学校教職員、社会教育行政等で活躍している方々で、様々な課題意識をもって参加していました。

 はじめに、益川浩一センター長から教職員向け研修の目的や概要を説明しました。次に、文部科学省総合教育政策局地域学習推進課 地域学校協働推進室 室長補佐 齊藤 陽介 氏から、「地域とともにある学校づくり、学校を核とした地域づくりを目指して~コミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体的推進~」というテーマで講演がありました。講演では、先進的な多くの具体的事例を交えながら、学校運営協議会が想像する子どものあるべき姿を共有し、その姿を目指す目的や手段を明確にすることで、子どもたちの学びや生活をより豊かなものにすることができるなどの話がありました。

 講演後には、質疑応答や受講者同士のグループ交流を行いました。地域学校協働活動推進員を軸に学校と家庭と地域がネットワークをもつことで、ふるさと学習や不登校支援、働き方改革などにも協働活動の幅を広げられるなどの助言が行われるなど、有意義な学びの機会となりました。

 受講者の皆さんには、今回の研修で学んだことを生かし、社会に開かれた教育課程の実現に向けて、それぞれの学校で地域学校協働活動を推進されることを期待しています。


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教職員向け研修の様子