2023-07-18

令和5年度第1回地域学校協働活動推進員等育成研修(全4回)を実施しました

 令和5年6月29日(木)に、ぎふ地域学校協働活動センターの人材育成事業の一つである「第1回地域学校協働活動推進員等育成研修」(以下、「育成研修」)を実施しました。

 ぎふ地域学校協働活動センターは、地域・自治体・学校における「地域学校協働活動」を支援・促進し、子どもたちの成長を地域全体で支えるとともに、活動を通じて地域の活性化を図ることを目的に、岐阜県と岐阜大学の共同で設置されました。同センターは、①人材育成・確保、②調査研究、③普及促進を行っており、今回の育成研修は①人材育成・確保に関する取り組みです。

 今年度は86名の受講申込がありました。受講者は、県内各地域の社会教育行政、公民館等の施設、学校、地域団体等で活躍している方々で、様々な課題意識をもって参加されていました。

 育成研修はオンラインで開催し、宇都宮市(講師)、岐阜大学 (オンライン事務局)、受講者の自宅等をWeb会議システムで結んで実施しました。

 益川浩一センター長から育成研修の目的や概要を説明したあと、一般社団法人とちぎ市民協働研究会代表理事/元宇都宮大学教授 廣瀬隆人氏から、地域学校協働活動の概論として、地域学校協働活動やコミュニティ・スクール(学校運営協議会)をどのように捉えて実践していけばよいか、地域学校協働活動推進員の役割や可能性等について講話をいただきました。

 講話後のWeb会議システムのグループミーティング機能を活用した受講者同士のグループ交流や質疑応答では、積極的な意見交流や情報交換が行われました。廣瀬氏からは、他地域の「先進事例」ではなく、地域の歴史を地域の高齢者から聞く「先人事例」により地域を理解し、学ぶ重要性や、学校運営協議会等の会議の場の盛り上げ方、温め方のコツの紹介といった、受講者の地域学校協働活動での困りごとに対する有益な助言が行われました。

 受講者からは、質問だけでなく、廣瀬氏に自身の地域と学校の現状や課題を伝える場面もあり、双方向での学び合いの場となりました。

 次回の育成研修は令和5年8月に実施する予定です。受講者が今回の育成研修で学んだことを生かし、それぞれの地域でより一層活躍されることを期待しています。

hirose
廣瀬隆人氏による講演の様子

研修の様子
育成研修(オンライン)の様子