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フューチャーセンター

 フューチャーセンター(Future Center)とは、多様な人たちが集まり複雑化したテーマ(課題)について「未来志向」、「未来の価値の創造」といった視点から議論する「対話の場」のことを指します。岐阜大学ではこのような地域との対話を創発するためのフューチャーセンターや多様な人との交流ができる空間を構築・運営し、地域との「協学」を推進します。

①地域との対話を通して地域が直面している複雑・広範化した課題の解決に向けて取り組みます。
②フューチャーセンターを活用し、社会貢献に取り組みます。

・産業への貢献:研究主体から学生・生涯教育を含めた地域課題解決を目指します。
・地域政策への貢献:地域課題を浮き彫りにし、地域と協学しながら解決するという循環を創出します。
・地域教育と文化への貢献:地域をめぐる「学び」の仕組みを作り、地域住民が自らの地域課題に即して行政と協働して解決し得るよう支援します。

 2014年11月30日   フューチャーセンター通信
フューチャーセンター通信 vol.11
岐阜県 フューチャーセンター 揖斐高校 

ぎふフューチャーセンターは、大学、地域、自治体がともに地域の課題を探り、未来に向かって新しい価値をつくる対話の場で、岐阜大学の地(知)の拠点整備事業の取組みの一つです。このフューチャーセンターの取組みが地域に広がり、岐阜県立揖斐高校においても地域と連携した学習の一つとして岐阜大学と連携して進めることになりました。

岐阜大学と揖斐高校が連携

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いびの未来に向け若者の力を結集

フューチャーセンターの取組みが広がり、揖斐高校においても岐阜大学と連携して開催していくことになりました。揖斐高校のフューチャーセンターの名称は、「自然豊かないびワクワクフューチャーセンター(略称:いびワクフューチャーセンター)」で、高校生たちが話し合いで決めたものです。

10月2日、揖斐高校のいびワクフューチャーセンターには、岐阜大学の学生及び教職員11人が参加し、揖斐高校生活環境科の生徒(いびっ高隊)や揖斐川町の住民のみなさんとともに36人が「いびについて語ろう~地域のために若者ができること~」をテーマに語り合いました。

最初に、いびっ高隊による温かい揖斐茶や揖斐茶を使った「いび茶んクッキー」のおもてなしがあり、場がなごんだところで、岐阜大学地域協学センター大宮康一特任准教授の進行のもと大学生がグループのリーダー役を担い、いびっ高隊に対話の手法を伝えながら進めました。地元の高校生・社会人に他地域出身の大学生らが加わり、それぞれの視点で、第1セッションで「いびののいいところ」、第2セッションで「いびの変えたいところ」、結びに「いびのために若者ができること」について意見やアイデアを出し合いました。対話当初は緊張気味だったいびっ高隊のみなさんでしたが、大学生や社会人にも次第に打ち解け、にこやかに話す姿が見られたほか、率先して付せんを貼ったり、発表用のまとめの文章を書くなどグループワークの核として活躍しました。

発表では、「ボランティアやイベントに積極的に参加する」、「いびのことをもっと知り、情報発信する」、「職場体験や工場見学で地元の産業を知る」などの意見が出されました。高校生は多様な人々との対話を経験し、大学生は対話を円滑に進めるリーダーとしての能力を養う、それぞれの段階に応じた学びの場となりました。

揖斐高校では、今回出された意見を地元の特産品を使った製品づくりや地域活動に生かすほか、生徒自らの企画によるフューチャーセンターの開催に取り組んでいく予定です。揖斐高校のいびワクフューチャーセンターについて、岐阜大学は今後も連携して取り組んでいきます。

 

各グループからの意見・アイデア

○豊かな自然を守るために、川をキレイにする ○いびっ高でお店を出す ○揖斐にしかない特産品をつくる ○揖斐の歴史、文化を学ぶ、知る ○地元を離れてみる ○郷土愛を持つ ほか


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対話の場づくりを実践で学ぶ

フューチャーセンター入門

岐阜大学では、未来志向の対話場づくりを学ぶ「フューチャーセンター入門」(全学共通教育科目)を開講しています。社会人を含む受講生が実際にフューチャーセンター(FC)を企画・立案しながら、地域や身近な課題の抽出や解決に向けた手法やファシリテーションの技術を学びます。

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FC基本的知識やグループワーク
の手法に関する講義

 

グループによる対話の実践

FCのテーマや参加者の構成、対話
の進め方などを企画
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企画したFCの開催 ファシリテーションやプレゼンテー
ションの実践

 

成果発表


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「いびっ高隊」の活動に活かしたい

はじめての参加で不安でしたが、アイスブレイクで緊張がほぐれ、自分の意見を提案することができました。大学生や社会人の方々と情報交換することで、地域の方々の高校生に寄せる期待や思いを知ることができました。揖斐川町をより良くするために私たちができることはたくさんあるとわかりました。これからの「いびっ高隊」の活動に活かす意欲がわいてきました。

 

 


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気軽に参加できる企画

テーマである揖斐川町についてはほとんど知らなかったのですが、色々な人と話す中で揖斐の良さや抱える問題を知り、それらは自分の地元にも通ずることに気づきました。深い知識はなくても、自身の経験を持ちより気軽に参加できる企画であると感じました。

 

 


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