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フューチャーセンター

 フューチャーセンター(Future Center)とは、多様な人たちが集まり複雑化したテーマ(課題)について「未来志向」、「未来の価値の創造」といった視点から議論する「対話の場」のことを指します。岐阜大学ではこのような地域との対話を創発するためのフューチャーセンターや多様な人との交流ができる空間を構築・運営し、地域との「協学」を推進します。

①地域との対話を通して地域が直面している複雑・広範化した課題の解決に向けて取り組みます。
②フューチャーセンターを活用し、社会貢献に取り組みます。

・産業への貢献:研究主体から学生・生涯教育を含めた地域課題解決を目指します。
・地域政策への貢献:地域課題を浮き彫りにし、地域と協学しながら解決するという循環を創出します。
・地域教育と文化への貢献:地域をめぐる「学び」の仕組みを作り、地域住民が自らの地域課題に即して行政と協働して解決し得るよう支援します。

 2014年02月28日   フューチャーセンター通信
フューチャーセンター通信 Vol.3

 

岐阜大学と高山が手を取り合う場

表1

学生がまちづくりに参加する契機に

第3回は2月28日、高山市の高山市役所で開催しました。

フューチャーセンターは、学生や大学関係者、社会人など、職業や所属などの枠にとらわれず、多様な人々が未来について語り合う「対話の場」。未来に向けたアイディアや解決策を出し合い、地域の課題を解決する糸口を見つけます。
 今回は、大学生をはじめ、高山市の職員や市民など約40人が参加しました。はじめに、地域協学センター長の小宮山理事が「地域と大学が手と手を取り合って初めて分かることがあります。話し合いを重ねて、お互いが気づき合う中から歩み寄り、大学がお役に立てることを学ばせてほしい」とあいさつしました。

今回のファシリテーターは、NPO法人森のなりわい研究所の所長で、岐阜大学地域協学センター地域コーディネーターの伊藤栄一さんが務めました。前回の郡上市と同様に、KJ法で意見交換しました。KJ法は、テーマに基づき、まず各自が意見を付箋に書き出し、模造紙に披露しながら、グループごとにまとめて図解化してまとめていきます。
 今回のテーマは、「飛騨(高山)ってどんなところ=私の見た飛騨像」「こんな飛騨(高山)になってほしい=私の考える未来の飛騨」「大学に何を期待するか/大学に何ができるか」。参加者からは「高山には大学がないので、飛騨で学生の皆さんと交流できるフューチャーセンターを継続してほしい」「学生の皆さんに高山を知ってほしい」など期待する意見が多く挙がったほか、学生や教員からは「飛騨は自然が豊かで食べ物もおいしい」「サテライトキャンパスのように高山で学べる環境があると良い」「過疎化している地域に住み込んでゼミ活動を行う」など、高山で学生がまちづくりに参加できる機会の創出に期待が寄せられました。


表2 表3 表4


KJ法で議論を深める

[説 明]
① フューチャーセンターについて
② グラウンドルール

[セッション]
KJ法 

    裏・セッション0
    アイスブレイク
    裏・セッション1
    テーマに基づいて各自で意見を付箋に書き込む
    裏・セッション2
    模造紙に貼りながら、意見を披露する
    裏・セッション3-2
    全員の意見をグループごとに分類し、表題をつける
    裏・セッション4
    グループごとに発表(プレゼン)する
     


    裏コメント①長瀬慶子さん

    未来志向の意見交流でワクワク

    もっとこうしていきたいという未来志向の案が出て、ワクワクしました。高山では若者が減少していることに対して、例えば岐阜大学と高校生が一緒に話す機会を設けて高山の良さを高校生に感じてもらう場を作るなど、具体的な意見も出て収穫がありました。学生が関わることで期待が高まり、実際、実行に移すことが高山にとって元気になると感じました



    裏コメント②岩崎誠さん

    現地に学生が行くことに意義

    社会人、先生、市の職員の皆さんなど、多様な価値観を持たれている方々とお話ができて視野が広がりました。高山にサテライトキャンパスを設置したらどうかという意見が多く挙がったのが印象的でした。第一歩として、学生が現地に行くことに意義があると思います。地元の方との意見交流を通して、連携をさらに深められる機会があるといいと思います




    裏コメント④石原崇善さん 市民の皆さんにもぜひ参加してほしい

    若い学生の皆さんやさまざまな業種の方と一つのテーマについて議論することが普段ないので貴重な体験ができました。高山には大学がないので、高校生は大学をイメージしにくいですが、まず岐阜大学の皆さんに高山に来て知ってもらい、好きになっていただき、高校生とも交流を深めてほしいと感じました。ぜひ市民の皆さんにも参加を呼び掛けていきたい


    FC通信Vol.3のPDFはこちら↓

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